BLACK LAGOON
2009年 08月 27日
清く正しい厨二漫画、頭のネジが飛び気味の派手な女性キャラをフューチャーした
ダーティペア(古い?)やスレイヤーズ系のマンガと思いきや
その路線を踏みつつ、意外にどのキャラも裏の顔が強調されて
アウトローな描写、また義理人情な展開も強調されていく流れは意外です。
どの話も重くなってくんですな。ただ敵勢力が入り乱れて
状況が混乱することもしばしば、キャラのセリフはアメリカンな厨二テイスト満載
でも、それがこの作品の持ち味になってたりも。
何よりアニメ調の安定した絵柄とアクションが最大の持ち味でしょうね。
その手の漫画だと、どうしても話の作り込みが軽かったり
キャラクターの性格付けがお約束、というツテを踏みがちなんですが
予想を裏切る硬派で読ませる作品に仕上がってます。逆に軽めのアクション漫画を期待すると
思ったより入り組んだ作りに、しり込みしてしまうかも。。。
洋画を意識したその世界に、日本人のサラリーマンが投げ出されるというのは
荒唐無稽な世界の距離感を縮めるのと、平和ボケ日本との対比を図れる2点で巧いかも。
by kgapk2004
| 2009-08-27 21:20
| コミックレビュー