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by kgapk2004
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ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険_c0005235_22504747.jpg
いまさらジョジョですw最近コミックレンタルが
うちの地元にも普及してきまして、小出しで借りやすいプランもあったりして
そういう環境が整ってようやっと長丁場の長編にも手が出しやすくなり(笑)
いっちょジョジョを通しで読んでみようと、既に3,4部はむかーしに読んでるんですが
1,2部や5部以降は読む機会がなかったんですね。
改めて見ると、やはり、昔は独特すぎて、近寄りがたかった台詞廻しや構図に
センスが感じられ、よくこんな濃い作品を毎週連載していたなーと驚いてしまいます。
ただやはり単行本向けというべきか、後のシリーズに
なるほど、スタンドの能力が複雑化してくるため
週刊で流れを追っていては意味不明になりそうな展開多数
かといって単行本でまとめ読みすると濃すぎて胃もたれをおこすような漫画だとも思いますw

個人的にシンプルで王道な冒険譚だった1部
閉鎖された町内で起こるサスペンス調の4部が好み
作風もそれぞれアクション、アドベンチャー、サスペンス・アドベンチャー
になると知り(wiki参照)自身の映画の好みからいっても、ああやっぱりなと納得したものです。
しかし完全なバトルものへ突き抜けた2部とサスペンス調の4部に
はさまれた3部が、バトル、サスペンス、アドベンチャーと
各々のバランスが一番取れていると思うので
とりわけ人気が高いのも納得です。ジョースター家の大河物語もここで
ひとまず完結した、という感もしたし。

5部、6部あたりまでいくとスタンドがどんどん
複雑化するので展開を一つ一つ理解しながら追うのがかなり
大変、スタンドバトルは3部・4部あたりのシンプルさが
好みだったかなーと。その分、アイデアの奇抜さは突出してくるのですが
そして設定を一新したスティールボールランは
またシンプルな見せ方に徹してながら、レースと言う新しい見せ方にチャレンジ
してるので、これまたおもしろいなーと思います。
スタンドは少年漫画に能力バトルをもたらした、という点で
画期的だと言われますが、たとえば冒険譚を描いてもパワーバトルになりがちな
少年誌に(実際ジョジョ一部も、アドベンチャーを描こうとして、
はり後半にかけてバトル寄りになってしまったりするし)
相手の能力によって、どんな方向にも話が進めてしまうため
パニックアクションやミステリー、サスペンスの息吹きを持ち込むのに
最適な設定だったんだと思います。
by kgapk2004 | 2010-03-31 22:51 | コミックレビュー