三月のライオン
2011年 10月 30日
丁寧な作風がキラリと光る一品
立ち読みで作風から嫌煙してたのがもったいなかったかなぁ
やっぱ単行本で読むとおもしろい。
ただ一回連載に追いついちゃうとリリースの感覚も
非常にまったり待たされることになりそうwヤングアニマル連載だしなー。。
将棋のことなーんも分からんけど、わからなくても
面白さが損なわれることはないのも◎
もともと少女漫画誌で活躍してた人が
いきなり将棋を題材に青年誌に連載ってのも
そうとう冒険だったんでは。。
前回レビューに「あの花」をあげちゃったんで
言いたいことの節々が被っちゃいますが、どのキャラも何かしらの
欠落や喪失感を抱え、それをゆったりしたテンポの中で
少しづつ溶かしてゆく展開、こーゆーのは
やはり女性の作家さんじゃないとできねんでしょーね。
男性作家だともうちょっと性急になるか衝動的な方にいっちゃうはず。
それでいてベタな恋愛漫画やいかにもな青年漫画になることもなく
作者特有のバランスも保たれている秀作だと思います。ってのは
やっぱ将棋って題材のおかげかなー。将棋展開がなければ
モラトリアムぷんぷんになりすぎちゃうもんね。
今後どう転ぶかによりますが
長編になりすぎずタイミングよくまとめて欲しいところです。10巻くらいで完結希望
by kgapk2004
| 2011-10-30 19:02
| コミックレビュー