8日目の蝉
2012年 05月 04日
思ってたんですが。予告からちょっと気になってたこの映画
昨年の日本アカデミー賞を総なめ、お客さんも相当入ったようで
パターンとしては一昨年の「告白」に近いんですが既に一度ドラマ化もしているので
白夜行や一リットルの涙のように原作もちの定番の名作として今後もリメイクなど
繰り返される作品になっていくかもしれません。
過去の作品としては母子物としてやはり当時の日本アカデミー賞を総なめした「愛を乞うひと」
逃避先の美しいロケーションと親子の情愛とミステリーとしての事件性の絡みから「砂の器」
数年のスパンを挟んだ逃避物として「青い鳥」などを思い出しました(これも永作博美繋がりですね)
原作は未読ですが、映画ならではの手法でかなり感動的な方向に修正も施されるようですが
(原作はミステリーものとしてもっとドライな作風みたい、このへんも好みですね)
キャストも含め1映画として原作をかなりうまく映像化させられた作品なんじゃないでしょうか。
久々に重厚で見ごたえのある邦画をみた感じ。
最後の最後、あの締め方は人によって解釈が分かれそうですが、ある意味潔い終わり方かな
あの方が後引く強さが残るしねェ。。
by kgapk2004
| 2012-05-04 10:44
| シネマレビュー