エレファントカシマシ SINGLES 1988-2001
2005年 09月 09日
エレカシはとにかくこのベストを聴くべしw。初期と中期、このアルバムの時点では後期にあたる楽曲でどんどん表現が変わっていってるし。エレカシはオリジナルは(といっても全部聴いたわけじゃないのでアレですが)似た曲が集まって、通して聴くとダレてしまうものが多い気がするのです。だからオリジナルはファン意外には薦めずらいもの多し^^;。また時期によってイメージもガラッと変わるので1枚でその全貌が把握できるオリジナルアルバムも多分ないwでもこのベスト盤で通して聴くと、長いキャリアのうちに作風が二転三転するその変化も聴き取れるし、とりわけvo宮本の強烈なキャラw、と独自の世界観が少なからず伝わってくるはず。あまり似たような類のバンドもいないので、邦楽界では貴重なタイプのバンドだと思います。初期(エピック)の頃は、ぶち切れながら内に向って自問自答している感じ。中期(ポニキャン)は、男臭さを前面に出しながら哀愁漂うバラード中心に展開。後期(東芝)は、再び攻撃的になりながらも今度は外に向って呼びかけている感じで、スタイルを変えながらも徐々に進化しているんだな~と感じます。ライブで客に説教を垂れたり、演奏以上に表現重視のスタイルであったり、実は極めてパンクっぽい精神に溢れた暴虐武人っぷりが気持ちいいバンドだと思いますw(これらは主に初期の頃のスタイルですが)、その上で粋と哀愁が同居した宮本氏の存在感が圧巻。そのへんは、ほんとに唯一無二なバンドなんじゃないかと。ちなみに、おとなしかった時期の美メロ路線も好きです。
by kgapk2004
| 2005-09-09 23:46
| 音楽レビュー