めぞん一刻
2006年 01月 22日
青春漫画の金字塔だと思っとります。と、いうよりラブコメかこれは。惜しむらくは序盤の高橋留美子の画力が、まだ未熟なところがなぁ~、段々とうまくなっていくんですが。比較的昔の作品なのに、まだまだ読めるのは、いつの時代でも古びない普遍的なテーマを扱っているからでしょう。あとヒロインの響子さんが男の理想像をかなりついたキャラだからじゃないかと。五代もいい感じにダメ男なので、感情移入しやすいしw。基本的には、2人がいい仲になったり、誤解からケンカしたり、ライバルが現れたり、で、延々6年にしてやっとくっつく、とそれだけの過程を描いた漫画なんですが。しかし、それだけ長い時間を掛けて、ゆったりと描かれた作品だからこそ主人公の成長っぷりにも納得がいくし、結末の感動も一塩というもので。途中でニ階堂が出たあたりから、ちょっとマンネリを感じましたが特にテンションが下がることもなく、綺麗に完結した作品ですな。名作漫画と言われれば、かなりの頻度で名前の上がる、定番の作品であると思います。
by kgapk2004
| 2006-01-22 23:12
| コミックレビュー