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by kgapk2004
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ジルオール・インフィニット

ジルオール・インフィニット_c0005235_1304775.jpgスーファミのロマサガの頃から自由度の高さを謳うゲームが、チラホラと登場するようになりました。RPGではその後、ソードワールド、ルナティックドーンなどが、他のジャンルでは、ワールドネバーランド、ガンパレードマーチ、GTAシリーズなんかが自由度の高さを追求した作品だと思うのですが、どの作品もまだまだ課題を多く残すものばかり。自由度の高いゲームってのは=実験性が高くてとっつきつらいゲームということになってしまいがちだと思ってますが、ただ、その中にあって一応それほど目的も見失わずある程度プレイヤーの意思が反映されるバランスにとどまっていて、TRPGの作品にあるような本格的な中世の雰囲気と、幻想的な世界観の構築にも成功しているという点含めて、ジルオールはそれなりに評価しとるのです。ただ、プレイしやすくできている分、自由度という点では上記のゲームの中でも、一番薄い方に位置してしまってるのも事実。称号が与えられる、プレイヤーの行動によって特定のキャラとの友好度が変化する、スタート地点を4つの場所から選べる、プレイヤーの所属したい勢力につける、EDが30種類以上ある、好きなパーティーで行動できる・・・と、それなりに頑張ってはいるんですが、他のRPGにある色んな自由な要素(PT自由、ED複数)をごった煮にしたものと言えばわかりやすいかなぁ。あと、以前のレビューでも言ってますが、もともとガチガチポリゴン、ロードが長い、等の欠点があったジルオールを最低限とはいえ改良されたという点も大きいです。改良点事態はわずかですが、そもそもジルオール自体がそれほど前のゲームじゃないし。他にもおつかい感が強かったり、動作がやや重かったりと決して完全無欠の優秀ソフトじゃないんですが、自由度にこだわった類のゲームでは、珍しく万人向けする作りとしっかりとした世界観をもっている、なかなかに硬派なゲームだと思っております。
by kgapk2004 | 2006-01-06 23:13 | ゲームレビュー