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by kgapk2004
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レッド・ツェッペリンⅣ(名盤紹介シリーズ51)

レッド・ツェッペリンⅣ(名盤紹介シリーズ51)_c0005235_19581686.jpg洋楽はそれほど聴き込んではいないのですが、ロックバンドの古典名作や、最近の話題作などかなりカタログ的な聴き方をしてきたからイマイチおもしろみに欠けるラインナップになりそうでw、ということで印象的な作品だけをピックアップしていこうかなぁと(結局いままでと同じw)、古い洋楽の名盤の中でも定番中の定番のツェッペリン4。実は70年代洋楽の中でも今聞いてもそこまで気持ち良い音かと言われると微妙かもしれないし、ツェッペリン本来のパワー溢れるハードロックとも少し趣の違う作品、にもかかわらず、語られ草になる理由は大曲「天国の階段」が入ってるからでしょう。メンバーをあらわす4つのシンボルが描かれたレーベル面。ジャケット表の薪を背負った老人と対を成すように裏には近代的なビル郡が、そして、レコードの中には天国の階段の歌詞と、摩訶不思議なタロットカードを思わせるような絵が並んだ歌詞カードが入っているのみ、そして天国の階段の思わせぶりで抽象的な歌詞と摩訶不思議でジワジワと盛り上がっていく曲調etc。アルバム全てが1つの作品としての形を成しており、楽曲以外の1つ1つの要素が「天国の階段」の神秘性を高める機能を果たしていることがウマかったんではないかと。初遭遇時この難解で摩訶不思議な曲を聴いて、妙に惹かれ、幾度も聴きかえしたました。そのうち、ジワジワ良さが分かってきたんですが。当時はロックバンドがアルバムで、コンセプトや物語を語るような手法をよく理解できていなかったのもありますが、色んな意味でカルチャーショックを受けました。また2ndから3rdに関する音の変化によってファンや各種雑誌に叩かれたことを、笑いとばしてる(と思われる)痛快なナンバー「ロックンロール」、正統派ハードロック「ブラック・ドッグ」なんかも入っていて、ハードなツェッペリンも聴くことができるお得版。まぁ今更語らんでもいいくらいの超有名版ですが、お奨めでございます。
by kgapk2004 | 2006-03-06 23:09 | 音楽レビュー