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by kgapk2004
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ファイナルファンタジー10

ファイナルファンタジー10_c0005235_2105197.jpg細かいところで欠点も多い作品ですが、PS2時代のRPGの中ではかなり良い出来だったのではないでしょうか。PS時代のFFは3作とも先進的であったと同時に欠点も多くもってた作品で、何かとプレイヤーに負担を強いる部分も持ちあわせていたと思うのです(迷いやすいMAP,長いロード時間etc)。が、この10で媒体がCDに移ってからのFFで始めて、そういう負担が少ない作りになっていたと感じて、そこんとこを一番評価してる作品です。ほどほどに快適にできる点も含めて、よくできていたなぁと。グラフィックの美麗さはもちろん、ストーリーも世界観も中々のものを持っていたかなぁと。何よりPS時代のスクウェア作品のテイストを持ちながらも、あの時代にあった変なトンガリ具合がなく、よく言えば非常に手堅い作りになってます(こう作れば文句はでないだろう的な)。でもそれがうまくいっているから、ロードにイライラしたり、MAPの繋がりわかんねーとか、ストーリーが未整理(もしくは盛り上がりどころが薄い)という不満もなくなってるんじゃないかと。でも、欠点もまた幾つか見受けられ、MAPの目的地にキャラ移動→ボス撃破→ムービー→次の目的地の繰り返しで、なんとなくRPGというよりシューティングかなんかをやってるような変なプレイ感覚で自由度が薄く。召還獣がただの盾にすぎなくなってたり、寺院のおもしろくない謎解き、強烈な違和感を感じるブリッツボールという概念(FF8の魔女討伐学園に近い違和感)。相変わらずスキップできないムービーシーン(特に強豪ボス戦の前にこれがあると、再三同じものを見せ付けられかなりのストレス・・・)盛り上がるまでは5時間くらいかかり序盤はタラタラムービーばかり流れる悪い意味でのスクウェア臭さなど。この辺のクドイ部分さえなければ、文句なしの傑作になってたと思うんですが(ストーリー面も、背景となる部分は相変わらず抽象的でハッキリしない部分が多いため、受け入れなれない人は、かなり苦手な部類の話かも^^;)。イチオシといいながら、欠点を多くげてしまいましたが、どれも致命的なほどの問題ではないと思ってます。手堅いつくりですが、ここまで不満点を押さえ長所を伸ばしたRPGも最近中々お目にかかれていないので(でも、これもう5年前の作品なんだよね^^;)個人的にはお気に入りのFFの1つに。PS時代の試行錯誤を経てストーリー重視のRPGで、1つの完成形とも言える段階に達したのがFF10だったんじゃないかなぁと思います。
by kgapk2004 | 2006-03-07 18:12 | ゲームレビュー