ダイ・ハード
2006年 04月 08日
この映画が登場した頃は、アクション映画といえば、スタローンやシュワちゃんが主役のタフガイ・マッチョアクションwが主流でしたが、本作の主人公、ブルースウィルス演じるマクレーン警部は、疲れた顔でタバコを加えながらなんで俺がこんな目に・・・という表情をにじませながら敵と戦っていく。また奥さんと毎度、別居中だったり黒人警官や一般人と共闘するうちに、仲良くなったりと圧倒的に人間臭く、その人間くさい主人公がタフな活躍をするという単純な構成なのですがw、これが圧倒的に新しかったんだと思います。もう一つの主要な要素がワン・シュチュエーションアクションというか、1はビル、2は空港、3はニューヨークそのものという限定された空間での戦いが毎回繰り広げられているのです。そういう点が、各フロアにボスが配置された、面クリア型アクションゲームに近い部分も持っていて、視覚的に斬新だったんだと思います。ちなみに、船は「沈黙の艦隊」にバス・列車は「スピード」にアイデアを先取りされたため次回作を作るとしたらどういうシチュエーションで作られるのかが、興味深い作品でもあります。
by kgapk2004
| 2006-04-08 21:03
| シネマレビュー