ダウンワードスパイラル
2006年 09月 13日
あのhideが敬愛しまくっていたのがナインインチネイルズで、音を聴くとああ確かにこういう音が好きそうだなってのはよく分かるんですが。硬質な音を加工して音楽に仕立て上げたといえばいいのでしょうか。ダークなデジタルロック。今回調べてみてビックリなのが、レコーディングはロサンゼルスの郊外の衝撃的な殺人現場のあったロマン・ポランスキーの豪邸で行われたいわく付きの1枚であるらしく。マリリン・マンソンのプロデューサーでもある「トレント・レズナー」(ナインインチネイルズ自身)が自身で最高傑作と言い放つ作品であり、直球のインダストリアル。インダストリアルといえばBUCK-TICKやhide等、いわゆる日本のお化粧系の教祖的(?)な人たちがかつてこぞって表現しようとしていたジャンル。ヘヴィなロックの1つの成熟した完成形ってのはつまるところこのへんに行き着くのかもしれません。ちょいと(というか、かなり・・・)とっつきは悪いですが、ジワジワ浸透してくるアルバムです。
by kgapk2004
| 2006-09-13 17:29
| 音楽レビュー