砂の女
2007年 12月 15日
世界19カ国に翻訳された
安部公房の代表作の1つ。
昆虫採集をしにある集落へ
向った男が一軒屋に閉じ込められ
奇妙な女との共同生活が始まる
隙を見ては逃走しようとし
あの手、この手を尽くす・・・
筋はシンプルなのですが
途中、モノローグのように挿入される
主人公の回想シーンがかなり抽象的で
示唆に富んでいます。
隠棲的な主人公、貧しい集落などは
太宰治や三島由紀夫の時代を彷彿とさせますが
女との奇妙な共同生活、異様な集落に閉じ込められるシチュエーションは
村上春樹を髣髴とさせ、時代の狭間に立つ作品なんだなぁと
思わされれます。想像力を働かせて読むにはうってつけの小説ですね。
また、この手の作品に多いですが、怪しげで時々エロいのも味w。
安部公房の代表作の1つ。
昆虫採集をしにある集落へ
向った男が一軒屋に閉じ込められ
奇妙な女との共同生活が始まる
隙を見ては逃走しようとし
あの手、この手を尽くす・・・
筋はシンプルなのですが
途中、モノローグのように挿入される
主人公の回想シーンがかなり抽象的で
示唆に富んでいます。
隠棲的な主人公、貧しい集落などは
太宰治や三島由紀夫の時代を彷彿とさせますが
女との奇妙な共同生活、異様な集落に閉じ込められるシチュエーションは
村上春樹を髣髴とさせ、時代の狭間に立つ作品なんだなぁと
思わされれます。想像力を働かせて読むにはうってつけの小説ですね。
また、この手の作品に多いですが、怪しげで時々エロいのも味w。
by kgapk2004
| 2007-12-15 15:21
| ブックレビュー