未来世紀ブラジル
2008年 06月 08日
管理主義が進み、恐ろしくもいびつになった
未来のどこかの国を舞台にした、テリー・ギリアム監督のカルト的名作。
1985年作ながら作風的にはいまみても驚くほど古びておらず
マトリックスを15年早く先取りしていた感があります。一部のシーンが
狙ったようなチープさがあるのですが、それすらも作風の一環として
違和感がない感じ、お話的にはかなり重いのですが
シュール且つコメディータッチ。前編通じて
どこか喜劇的に描かれていますが
そこで描かれるのは「ガカタ」も真っ青な管理が行き届き
個人個人が監視される、どこか歪んだ未来の世界。
資本主義の合理的なシステムをかなり冷徹に皮肉っております。
今日的にはどこか見慣れた映像でもあるんですが、85年にこれを描ききったという
点も快挙。映像的にもギリアム節とでもいうべき、独自の構図が光る作品に仕上がっています。
未来のどこかの国を舞台にした、テリー・ギリアム監督のカルト的名作。
1985年作ながら作風的にはいまみても驚くほど古びておらず
マトリックスを15年早く先取りしていた感があります。一部のシーンが
狙ったようなチープさがあるのですが、それすらも作風の一環として
違和感がない感じ、お話的にはかなり重いのですが
シュール且つコメディータッチ。前編通じて
どこか喜劇的に描かれていますが
そこで描かれるのは「ガカタ」も真っ青な管理が行き届き
個人個人が監視される、どこか歪んだ未来の世界。
資本主義の合理的なシステムをかなり冷徹に皮肉っております。
今日的にはどこか見慣れた映像でもあるんですが、85年にこれを描ききったという
点も快挙。映像的にもギリアム節とでもいうべき、独自の構図が光る作品に仕上がっています。
by kgapk2004
| 2008-06-08 11:34
| シネマレビュー