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06年11月HPリニューアルに伴い、ブログタイトルもリニューアル。


by kgapk2004
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仮面ライダー響鬼

仮面ライダー響鬼_c0005235_20302624.jpg神戸みゆきさんに追悼の意を表して・・・
ライダー響鬼のレビューでございます。
平成ライダーを暇つぶしに見出して
現在、電王、カブトと平行して
見てるのでなかなか進みませぬが。。。
この作品からは完全新生を謡い
まさに鬼のような格好の偉業のライダーとなり
別名「平成のアマゾン」とも言われている響鬼。
序盤はバイクにも乗っていないし音劇で敵を倒すし
ここまでくると最早ライダーとはほとんど関係ないのでは、という
疑問は残るのですが。。。
しかし、特撮という特殊なフォーマットでないと
大人の男と成長する少年の交流というテーマ、昨今の実写ドラマへ持ってくるのは
難しかったとも思います。平成ライダーはたぶん特撮マニア受けするタイプ
オタク受けするタイプ、一般層にアピールするタイプと3タイプに分かれると
思うのですが、響鬼は平成ではクウガと並んで一般層にアピールを目指した作品でしょう。
新人ではなく、既にキャリアを積んだベテランを主役に据え、脇役もすべて
比較的芸達者な人たちで固めたこと、特撮のお約束である、ありえない偶然や
時間軸の矛盾も極力なくし、自然な作劇を目指した路線もクウガと同様。
なのですが、中盤の脚本家交代劇や若干地味なその路線は玩具をねだる
お子様はもとより、オタクや特撮好きには賛否両論だったろうし、お父さんと奥さん層を
狙ったら、予想以上に奥さん層がついてきたw(と言われる)クウガやアギトに比べると
そこまで一般層も取り込めなかったのかなぁという印章。。ドラマ部分は、序盤はとにかく
少年視点で飄々とした響鬼さんの魅力でこれでもかと押されている分
自然と感情移入しやすい流れになっているのですが
シナリオの展開が毎回似通ってきて、特撮パートと日常パートとの
距離が徐々に開いてしまい、序盤のモチベーションの高さやバランスの良さから
早い段階で緩やかにマンネリ感を醸し出してしまったのが少々残念。
しかし幾らかマンネリを覚えても、ドラマとしてのつくりが丁寧なためか
自然と見つづけさせる魅力があります。一般的なドラマに特撮パートを絡めた
そのバランスがぶっとびすぎず、どっかで見たようなという風にもならず、いい塩梅に
感じるのかもしれません。ギスギスした人間関係(特に序盤)が多かった平成ライダーの
流れの中ドロドロした部分を払拭したのもいい方向に働いているかと。、
さすがに何作も続けてギスギスしてたら、見てるほうも疲れちまうので。。。
和風テイストを前面に打ち出した作風も魅力の1つです。懐かしく熱い匂いのするライダー。
by kgapk2004 | 2008-06-24 18:34 | ドラマ・特撮