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by kgapk2004
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カテゴリ:ブックレビュー( 99 )

少女不十分

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祝、偽物語アニメ版完結記念ということで
(原作未読のため、アニメ版だけでもいろいろいいたいことはありますが、、)
書籍では初西尾維新、単品完結もの探してたら書店で
ちょうどこれが積まれてたので手にとって見ましたが
節々で酷評も見る1作ですねw
シチュエーション的には逆隣の家の少女ってカンジ??
主人公の独白でだいぶページ数を稼いでいるキライもありますが
逆にありえないシチュエーションだからどう転ぶか分からないハラハラ感があり
リズムに慣れてくると先が気になってきます。
しかしあの主人公でなければ途中で脱走を図っているというか
そもそも連行されることもないだろうし、早々に圧倒的に絶望的なシチュエーションでもなく
余裕もあるとわかってくるのでサスペンスとしての緊張感は薄しw
個人的にですが結末と後日譚でちょっとおお、となった感じ(ちょっと無理がありますがw)
あの結末が先にあって、後から細かい筋書きを書き足していったんでしょうね。
テイストは分かってきたけど
ただこの人の真価をを見るにはやはり物語シリーズにいくのが一番なのかな~
どうも最近小説は読む習慣が途絶えてシリーズものは物怖じしちゃうからダメだわ。
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by kgapk2004 | 2012-05-05 04:16 | ブックレビュー

黒揚羽の夏

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封鎖された町の文庫版の表紙にやたらと惹かれて
でもこのレーベル、似たシチュエーションの作品の宝庫で(ジュブナイル専用みたいなとこだし。。)
どうせなら筋書きや評判が一番ピーンときたやつを
絞ってみようと探したところいきついたのが第1回ピュアフル小説対象を受賞した本作でございます。

家庭に事情を持ち一週間だけ祖父のいる田舎町に
預けられた3人の兄弟姉妹が体験するひと夏の冒険
台風が去ったのと入れ替わりで起こる30年周期で繰り返される少女の失踪事件
死んだ少女の手記と発見された気味の悪いフィルム
夢に現れる少女の幻などなど、怪奇幻想ちっくな味付けに絡めて
親子の問題、民族問題、自立の問題、田舎の閉鎖性、友情、同性愛(ジュブナイルでやっていいのか?)
まで入っていて、いろいろ詰め込みすぎて
全てが綺麗に収束したとはいえないギリギリのところで物語はすぱっと幕をひいてしまった感じ。
事件そのものは(やや展開の読める点も含め)綺麗な締めになっていますが
提示されたまま宙ぶらりんで終わってしまったテーマもありますね。
ただジュブナイルとして(コレから出て行く世の中のいろんな複雑な事象を考えるきっかけ)は
十分な描写に徹しているともいえるんじゃないでしょうか
(一つ一つをつっこみだしたらそれだけで1冊小説ができあがってしまうような内容かもしんないし)

ジュブナイル+怪奇幻想小説としてはお約束をほぼ過不足なく取り込んだ秀作
ミステリー的な味付けが特にうまいためラストまで興味を持たせたまま
読み進めることができます。それでいて作者独特の癖のある文体も
垣間見られ、盆百のジュブナイルから頭一つは抜き出ているのも確か
少女の手記→フィルムが出てきて上映される描写までのくだりが
個人的に一番のクライマックス。このシーン、解説ではシュル・レアリスムの
流れも含めてエル・トポあたりと比較されてるけど、真っ先に思い出したのは
「リング」のビデオシーンでした。特に小説版の方。
不気味な映像の描写はやはり半分想像力に委ねられる点
小説と愛称がいいんだなぁと改めて思わせる名シーンでした。
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by kgapk2004 | 2012-05-04 10:50 | ブックレビュー

砂漠

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おしつけがましくない青春小説内容はたとえば同じ作者のアヒルと鴨なんかともひじょーに近い
フィクションとしてはとても地味だけどノンフィクションなら
少々突飛なできごとがおこりすぎな大学ライフや
平凡なゆるーい大学ライフに奇妙な事件がからみ
暗い影の匂いがするとこなんかも絶妙に緊張感を持たせることに成功しとります。
文体はあいかわらず春樹っぽい。主人公=語り手(北村)が鳥瞰型だし(やれやれ系)

ただ本作は作者特有のギミックがあまり生かされてないので残念
この人の小説は基本的に日常→非日常に見せかけて
超常的なことは何もおこらない、そのかわりそこにうっすら
忍び込んでくる奇妙な事件や違和感を最後まで引っ張り
オチ近くになると用意される何がしかの「仕掛け」におお!と
唸らされることが多く、そしてお話的にもちょっといい美談が混じったり
やけに濃いキャラクターが登場したり。
でも本作は決定的な超常現象が一つ起こってるんですよね。。

本作と比較すると類似点が多い分、そういう点
「アヒル」の方がインパクトは強い、でもこちらはあくまで普通の大学生の
青春群像劇として見たほうが正解なんでしょうね。
こんなにドラマティック(平凡な設定に見えるけど、現実と比較すれば十分
ドラマチックな大学ライフになってると思いますw)ではないけど
自分の大学ライフと照らし合わせて被ってる点がやはりいくつもあり
砂漠=社会を前にしたモラトリアムをゆったりしたリズムで描いております。
しかしこの話の人らに比べると自分の大学時代なんかなんも考えてなかったわなぁ。。

そして本作をより魅力的に見せているのは後書きでも触れられていますが
西嶋の存在。典型的な「ウザオタク」タイプの西嶋だけど
不思議と不可能を可能にしてしまう説得力がある、現実のオタクも
行動力を伴えばきっと西嶋に変身してしまうのですが、現実では
服屋のマネキンにかかった服一式を「なんとなくいいから」という理由だけで
買い占めてしまう行動に出る猛者はなかなかいない
あそこまでの奇妙な行動力が伴わないと「ニセ西嶋」になってしまうんですね。。
そういう、日常にいそうなキャラを魅力的に描写してしまうとこも
ある意味「伊坂マジック」なのかもしれませぬ。
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by kgapk2004 | 2012-01-01 21:41 | ブックレビュー

夜は短し歩けよ乙女

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初森見登美彦 、みんなが選んだ角川文化第一位だか
東大生に人気だか、そんな見出し文に惹かれて
いまや大人気作家なんですね
いわゆるレトロ独白調の作風は好き嫌いがくっきり分かれそうですが
それ以前に「大学生」を主人公にした物語が肌に合わないことが多く
小学生よりも好奇心は薄くとも知恵があり
中学生よりも不安定でなく
高校生ほどの焦燥感や暴走もない
多くはのほほーんとしたモラトリアムがつづくため
大学生の心地よさも知っている反面、物語にすると
退屈なものになりがちなよーな気がしてまして
だから「もやしもん」も「げんしけん」も乗り切れなかったんですが
本作もどこかにそののほほんとしたモラトリアムな匂いを感じ
作者の文体に慣れるまでに時間がかかったのもあって
完全にリズムに乗り切れなかった。。
大学時代特定のサークルに属してなかったのもあるよなぁ、多分。。

でも毎回毎回おこるドタバタ劇は素直に楽しそうだなぁと
一部の夜の街、三部の学園祭など
そういえば、第三部の学園祭の光景は「蓬莱学園の初恋」を思い出しました。
あれと節々の展開が似てる。でもああいう筋のものは大好きで。

でもクセになりそうないい回しの数々
つかみどころのない世界観、独自の文体、奇人変人キャラの数々に
にわじわはまっていくと自然と作者の次の作品も見てみたくなるそんな話。
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by kgapk2004 | 2011-07-15 20:52 | ブックレビュー

塩の町

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いまや図書館戦争ですっかり有名になった作者のデビュー作
最近読書から離れてて、この人とか森見登美彦とか話題だけど
見てない作者さんの本が増えてきたんで、ちょっと読者に熱をいれようかと。。
しかしこれ、最初は電撃から出てたのか。。
塩害で世界、日本が滅びかかった直後の話
タイトルとパッケージと「図書館戦争」の作者ということとその筋書きに
なんとなく轢かれた訳ですがその世界というか塩害の被害を
見ると、東日本大震災の直後にはフィクションと思い切れない
部分もありますね。。まさに小説でおこるような大災害が
現実でおこってしまったという。。
最初の数話のエピソードや雰囲気から漫画「EDEN」の導入部を
少し思い出してしまいました。
ただけっきょく塩害が実態はわかったけど、どうして起こったのか
何かの意思が働いていたのかについてはスルーされて
気がつくと自衛隊小説+恋愛小説になっていました。

作者は最初男か女か判断つかなかったんですが(三崎亜記とかハガレンの作者みたい。。)
恋愛描写がやけに女性視点強めだな~と思ったら
やはし女性作家さんだったか。。男目線ではあそこまで恋愛描写に徹底しきれない
どこかに「照れ」が入ってしまうと思うので
そのくらい終盤になると思い切った恋愛小説に変貌していきます。
また、終盤唐突に地元の地名がでてきたのはちょっとびびったw
機会があったら図書館戦争シリーズもみてみたいですが
最近は読書の習慣が薄くなり、すっかり本を読むペースも落ち込んできたので
なかなかああいった長編もの、シリーズものに手が出ないんだよねェ。。
で、これみた直後にたまたま見た阪急電車。EDで作者の作品だと気づき。
あれは群像劇のようは出だしで恋愛ベースなほんとホロリとくる人情系だったんで
この人はほんとに引き出しが多いんだなぁとビックリ致しました。
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by kgapk2004 | 2011-05-06 20:54 | ブックレビュー

ロシアについて

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/6010319/
http://kgapkdiary.exblog.jp/7856489/

何年か前に坂の上の雲を読んでから
それまでより若干愛国心が増したかなと思います。

この本はそんな坂の上の雲のながーいあとがき
副読本のような趣があります。薄い本なのに最近この手の本は
メモを取りながら読んでるせいでなかなか先に進まない。。
とにかく日露戦争というと
極東の小国が当時拡張しつつあり陸軍は最強とも言われた
超大国にまさに血を流しながら勝ち抜き
世界海戦市場随一と言われるほどの圧勝を日本海海戦で果たし
(このへんでまるで少年漫画の主人公のようなインフレっぷり)
これで白人天下の意識と極東のパワーの転換まで起こったわけで
ちょっと前にあれこれ読みあさってた渋沢栄一と言い
高度経済成長以前、明治日本はなにか特別なパワーでも
あったとしか思えないくらい活力に漲ってた時代。
それでもこの時期は外交や軍事、カリスマに恵まれても技術が追いつかない
技術と経済力が飛びぬけた現在は外交や政治が駄目で
その2つも怪しくなってきた昨今は
文化や科学やスポーツやサブカルでなんとか存在感を主張
ただこの当時のイギリスやちょっと前のアメリカは上記すべてが
同じ時代に絶頂を迎えてた(文化、経済、技術、軍事)訳で
日本は結局すべてにおいて絶頂といい切れる時期がないのが残念。。

それを含めても明治時代のパワーは恐ろしいもんがあり
明治初期に官僚制度やらなにやら築いたあれが
いまにいきつく反映の完全に基礎となった、のに対し
女工哀史とか足銅山鉱毒事件とか、日露戦争も被害で言えば
相当なもんで(戦死者はロシアより多い)明治は暗さと
表裏一体の時代でもあるんですね。

ロシアについては身近な火星より木星や金星に注目してしまうようなものでw
中国、韓国以上に自分らの国からそう遠くないとこに
肌の色の違う民族のすむ極寒の大国があるってのがなんか
凄い不思議な気がして。でもいまでこそ中華リスクが叫ばれてますが
冷戦の時代なら、嫌でも敵国として認識されてたのがロシア(ソ連)
でもあったんですよね。どうもロシアと名前が変わるだけで
その印象ががらっと変わってしまうから不思議。

日本も中国もまったくノーマークだったところへ江戸時代中期に
突如としてどでかい国が(短期間のうちにどんどん
拡張して)国境(という概念も当時はなかったけど)
手前まで迫ってきたんだから、それは焦るし警戒するだろうと


司馬さんはこの本で北方4島を外交レベルで絶え間なく
返還せよと求める努力はするべきだが
国民レベルで煽りたてるのはこのましくないと言ってますが
そういう形で付き上がると途端に銃を構えてくるのがロシアという国であるから
また小さな北方4島返還はそのまま中国に対するモンゴル返還とイコールになる。
ヤルタ会談の効力がつづいていることが=北方4島の現状維持なら
それを変換するときはその執行の期限が切れたことになり
それはモンゴルと言う国をまるまる中国に還すことと同義になる
だから向こうも安々と妥協案であっても譲れないというのが本音なんでしょう

ただ最近の外交不手際で北方領土は
もうダメかもわからんレベルになってきましたね
と思ったら今回の地震で交渉が以前のレベルに
戻るのもいつになるのかという感じにもなりましたが。。
ただがんばってる日本人の姿は向こうの人にも伝わってるはず
震災はあってはならない不幸ですが
国旗を燃やしたとかのゴチャゴチャした蟠りは
薄れてきているのではないでしょうか。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:01 | ブックレビュー

こころ

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/7735875/
http://kgapkdiary.exblog.jp/7733704/
知り合いで最近夏目漱石にはまった人がいて
そーいえば読んでないな夏目漱石、ということで
有名な割りにあまり長くない(古典で長いととにかく苦痛に
なりかねないのはカラマーゾフで経験済みw。。)
いつぞや以来の古典(正確には近代小説だけど)に挑戦

よく学生に頃の国語の問題であった文章読ませたあと○○は
どう考えたのか答えよ、て問題は深読みすると
正解はなくなってくるんじゃないかと今にしたら思えます。
まぁああいう問題は答えがもうかなり明確なので、そこまで
深読みするまでもないよーーな気もしたけど(俺が文系だからかな。。)
でも読みづらい問題もたまにあるよね、ああいうの。
この本を読んで巻末の2つの解説を読むとほんとそんな感じで
この本に出てくる先生ってのは最終的に××してしまう訳ですが
その動機が一見明確なようで、細かい点で見ていくと
決定的な理由がまるで見えてこない
ついでにもうちっと若い頃ならちょっと深い考えをもった
大人に見えたであろうこの先生が単に病弱ぶって世を儚みながら大衆に勝手に
絶望して引きこもるインテリにも見えてくる。
(いまなら同人系な方々が属性とかつけてそうな感じ。。
この集英社版は表紙が小畑健でかなり狙ってるしなぁ。
まー、ああいうノリももう大概クドいけど。。。)
某バンドでいうところの「くだらないこといってないで早く働けよ」状態
すべてを知りつつ受け入れてる節もある奥さんのほうが実は大物なんじゃ
ないかって気もしてくる訳で

ただこういう厭世的な考えをあまりにも考えることがなく
(あっても思春期の葛藤レベルで)成長しちゃうってのも
また考えものだと思うし~、問題はそっから先なんだろうと。あとバランスね。
でも自分独りでできることならやる気さえあればどーにでもなるけど
人間のこころほど扱いが難しいもんはなくて、ほんとうに人間と関わる心の機敏は
難しいもんだと最近思ってます。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 20:22 | ブックレビュー

ブックレビュー 索引

いままでのUPした順から、分かりやすくカテゴリー分けしたので
初期の頃の、より稚拙なレビューが上の方に来てたりもします。
初期のものほどとんでもなく独りよがりなレビュー、半端な知識で語ってるものも
見受けられる可能性があるかと思いますが、あくまで私の個人的感想なので
広い目で、ふ~んって感じで、みてやってくださいませ。

☆純粋娯楽作。
★作家性強し。
!管理人、特にお気に入りの作品。

海外文学、ミステリー
車輪の下で(ヘルマン・ヘッセ)☆★
夏への扉(ロバート・A・ハインライン)☆!
カラマーゾフの兄弟 (ドストエフスキー)★
ダ・ヴィンチコード(ダン・ブラウン)☆
IT(スティーヴン・キング)☆★!
幼年期の終わり(アーサー・C・クラーク)★

ノンフィクション
夢判断(ジークムント・フロイト)★
「超」怖い話A(平山夢明)☆
深夜特急(沢木耕太郎)☆

社会派
沈まぬ太陽(御巣鷹山編) (山崎豊子)★
白い巨塔(山崎豊子)☆★
愛と幻想のファシズム (村上龍)★

近現代文学
蟹工船(小林多喜仁)★
箱男(安部公房)★
金閣寺(三島由紀夫)★
砂の女(安部公房)★

現代文学
海辺のカフカ (村上春樹)★!
ノルウェイの森(村上春樹)☆★!
シンセミア(阿部和重)★!
すいかの匂い(江國香織)☆★!

青春
約束(石田衣良)☆
ツ、イ、ラ、ク(姫野カオルコ)★
天使の梯子(村山由佳)☆!
夜のピクニック(恩田陸)☆
4TEEN(石田衣良)☆
夏の庭(湯本香樹実)☆!
グミ・チョコレート・パイン(大槻ケンジ)☆★!
ぼくらの七日間戦争(宗田理)☆★

歴史・時代物・伝記
小説 渋沢栄一
(津本陽)☆!
孟嘗君(宮城谷昌光)☆
蒼穹の昴(浅田次郎)☆
坂の上の雲 (司馬遼太郎)☆!
竜馬がゆく(司馬遼太郎)☆★!


ミステリー、ホラー
ドミノ(恩田陸)☆
廃墟建築士(三崎亜紀)☆★
GOTH(乙一)☆★
告白(湊かなえ)☆
警官の血(佐々木譲)☆★
ねじまき鳥クロニクル(村上春樹)☆★
東京奇譚集(村上春樹)☆★
終末のフール(伊坂幸太郎)☆
ターン(北村薫)☆
グラスホッパー(伊坂幸太郎)☆★
容疑者Xの献身(東野圭吾)☆
少年計算機(池袋ウエストゲートパーク2)(石田衣良)
屍鬼(小野冬由美)☆★
黒い家(貴志祐介)☆★!
慟哭(貫井徳郎)☆★!
FINEDAYS(本田考好)☆
模倣犯(宮部みゆき)☆
白夜行(東野圭吾)★!
Q&A (恩田陸)☆!
アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎)☆!
となり町戦争(三崎亜記)☆
moment(本多考好)☆
ZOO(乙一)☆★!
神々の山嶺(夢枕獏)☆
十角館の殺人(綾辻行人)☆★
マークスの山(高村薫)★
火車(宮部みゆき)☆★!
不夜城(馳星周)★☆
ラッシュライフ(伊坂幸太郎)☆★!
流星ワゴン(重松清)☆!
姑獲鳥の夏(京極夏彦)★!
リング(鈴木光司)☆!
ガダラの豚(中島らも)☆★
砂の器(松本清張)☆★!
OUT(桐野夏生)☆★!
亡国のイージス(福井晴敏)☆★!
希望の国のエクソダス(村上龍)☆★
バトルロワイアル(高見広春)☆★
(佐藤正午)☆
スキップ(北村薫)☆
秘密(東野圭吾)☆★!

ファンタジー、ライトノベル
獣の奏者(上橋菜穂子)
空の境界(奈須きのこ)☆★
銀河英雄伝説(田中芳樹)☆★
王の眠る丘(牧野修)☆★
獣の奏者(上橋菜穂子)☆
月の影・影の海(十二国記)(小野真由美)★
キノの旅(時雨沢恵一)☆★
タイム・リープ(高畑京一郎 )☆!
イリヤの空、UFOの夏(秋山瑞人)☆★!
卵王子カイルロッドの苦難(冴木忍)☆★!
蓬莱学園の冒険!(新城十馬)☆★
風の大陸(竹河聖)☆★
フォーチュンクエスト(深沢美潮)☆
ロードス島戦記(水野良)☆!
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by kgapk2004 | 2011-01-01 16:59 | ブックレビュー

ドミノ

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真面目な青春劇を書くと私立の坊っちゃん嬢ちゃんが
将来の進路で迷ったり、都市伝説(?)を追っかけたりと妙に上品な話にまとまってしまい
その少女漫画臭がちょいと鼻につく恩田陸
一方で孤島や田舎ミステリーに挑戦したり、本をキーワードにした連作長編を書いたり
タイムトラべル転生モノやQ&A形式のミステリー
(同時期に宮部みゆきもやってましたが。。)
などなかなかトリッキーも多く、目が離せない作家のひとりなんですが
本作は群像劇に挑戦。それもミステリーではなくコメディというかドタバタで
ただ群像劇でドタバタやるならエンタメ小説より、今はラノベの方が無茶できる分で有利かも
ミステリーならよかったのになぁという気がしないでもない。
コメディだとむしろ一般小説の縛りが足かせになったりするので。。
で、まぁ群像劇としてもドタバタとしてもそれなりよくできてるんですが
全てが平均点、突出した部分がないのです。。
もともとこの人の小説はその題材の魅力が7割くらい
残りは中盤ぐらいまでおっと思わせる展開があれどラストがあっさりして拍子抜けという
パターンが多いのですが、本作も当初の群像劇の末に何か特別なカタルシスでもないか
という期待からするとあっさりめでがっかり。
これはバラバラに進行していたものがおさまるとこに(元あるとこに戻った?)パターンで
各々が間接的に関わってラストの大団円に向けて収束という
カタルシスを期待しすぎたせいなのかも

しかし、着実にエンタメ小説のスタイルに挑戦しているのは明らかで
おそらく(ハードカバー版は)登場人物全員扉でで絵で紹介という手法
何より20人近い登場人物を背景まで含めてちゃんと描き分けていて
大きく破綻していないってのはやっぱり驚異的です。
ただその技法だけ独り歩きしちゃって筋書き自体は平凡って感じに。。
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by kgapk2004 | 2010-08-26 23:27 | ブックレビュー

廃墟建築士

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となり町戦争と同じく奇妙にズレた理がある奇妙な世界を描いた物語4編
廃墟を舞台にするとは着眼点が憎いw
でもオチがちびっと弱い、主役は人でなく建造物の方にあって
それがどれだけ魅力的に描写できるかがキモだと
個人的にゃ思うんですがけっきょく登場人物のパーソナルな問題が
クローズアップされる形となり
これは怪獣映画やディザスター映画で登場人物の葛藤に7割8割割かれてて
期待してたほど派手なシーンがなかったガッカリ感に近い
これは「失われた町」の時に感じたことで
そういう点ではデビュー作の「となり町戦争」くらいの
バランスが思えば一番よかったような
ただ「となり町戦争」は逆に人間描写が淡々とし過ぎてたんですよねェ・・・
また世界観が独り歩きして、単にシュールな感じになってる感もあり
一歩間違うとギャグになってしまうシーンも多し(いくらか狙ってると思いますがw)
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by kgapk2004 | 2010-08-16 23:14 | ブックレビュー