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by kgapk2004
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ガダラの豚

c0005235_20221597.jpg急逝してしまった中島らもの残したミステリー小説。アル中の教授、新興宗教にはまった妻、超能力青年等、変人・奇人ばかりが登場するややクセの強いミステリーですが、物語の引っ張り方、日本から始まり徐々に物語のスケールが大きくなっていく展開は読ませてくれます。作りとしては、新興宗教の嘘を暴く前半は面白いのですが、アフリカへ向かう2巻からやや冗長に感じられ、最終巻の作りは賛否両論分かれそうな感じ(個人的にはTVの内幕劇のようでおもしろい展開でした)。一癖も二癖もある作品ですが、中島らもの隠れた底力を見せ付けられる大作と言えるんではないでしょうか。呪いとか新興宗教とか、「ムー」的な怪しげな雰囲気に浸りたい方はお試しアレw。某巨大掲示板の屁理屈抜きで面白かった小説スレで、何故か圧倒的に支持されてた作品。それにしても、アル中の幻覚症状の描写がやけにリアルなのは、らもさんならでは?。
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by kgapk2004 | 2006-04-30 20:23 | ブックレビュー

砂の器

c0005235_20201920.jpgTVドラマ化もされ、なにかと書店でも平置きでお目にかかることの多い本作。本格的な推理ドラマの筋を小説界に持ち込み、「社会派」と呼ばれる流れを作った松本清張の代表作のひとつ。TVドラマ版は野村房太郎の映画版と同じく犯人側の波乱万丈の障害や生い立ちにスポットを当てたため、TVドラマと同じ流れを期待して肩透かしを食らう人も多い模様w。原作に当たるこちらでは、ひたすらに犯人を追い求めていく、推理小説としての面が強いですね。トリックにあたる部分がやや強引で昨今のやたらめったらトリックにこだわった推理小説に比べたら、極めてシンプルな作りですが、「カメダ」という手がかりから謎を追っていくという構成がうまいため、最後まで退屈させずに引っ張っていく力があります。何より昭和30年代が舞台であり、ヌーボーグループの存在や今西刑事の質素な生活ぶりがなかなか味わい深く、事件事態は凄惨なものながら、こんなに伸び伸びと暮らしていた時代もあったんだなぁと思わず郷愁感に浸ってしまいましたw。複雑怪奇な新本格が溢れた今日的に見ても、古典という以上にレトロな匂いのする推理小説としての趣があります。舞台となった時代や作風から山崎豊子の「白い巨塔」とイメージが被るんですが、あちらはドロドロとした群像劇、こちらは話としてはもう少しあっさりめ。
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by kgapk2004 | 2006-04-30 20:20 | ブックレビュー

Hideout Bar ZERO-SUN

最近春らしくなり、暇のある夜はちょこちょこ出かけておりますw。
今回は、市内のとある路地裏にある、隠れ家的なBARへ出かけてきました。
以前からEさんに話だけは聞いていたのですが、今回ようやく行くことに。
この店はなにより、その隠れ家的な雰囲気が味なので、地元の方で
気になった人は、探してみてくださいね~。

管理人ははっきりいって下戸なのですが
居酒屋で飲む雰囲気って嫌いじゃないのです。
が、どちらかと言えばより静かに飲みたいタチ。だからこういう雰囲気のあるBAR
って居酒屋以上に大好きなのです。リッチマンじゃないので
そうそう頻繁には行けないですが^^;。

ここはもう、バーテンさんが凄くいい人で、実に話題豊富でおもしろかったです。
今回は北斗の拳ネタから、タバコトークまで幅広くw。
(軽い肺炎になって以降、タバコは本数がめっきり減って2日に
なんと、1本ペースに落ち着きつつあります。)
久しぶりに、なかなか有意義な時間を過ごす事ができました。
ここもまた、いずれ足を運んでみたいお店に。
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by kgapk2004 | 2006-04-27 03:49 | グルメ

悪魔のいけにえ

c0005235_043725.jpg70年代スプラッター映画が量産されていくきっかけをつくったドビーフーパー監督が撮った、偶然?の傑作。この監督さん、これ以降パッとした作品を撮っていないので(映画、ポルターガイストに関わったくらい?)悪魔の~は奇跡の傑作だったといえるのかもしれません。ニューヨークの美術館にフィルムが永久保管。スプラッター映画の母と言われ、20年以上たってからリメイクと、未だに語られることの多い作品。それにしても、邦題はもう少しなんとかならなかったんだろうか^^;。原題も「テキサス電ノコ大虐殺」だから、決してスマートなタイトルではないですがw。リメイク版の「テキサスチェインソー」というタイトルが一番それっぽいw((とはいえ、横文字より、日本語表記の方が生々しいこの映画にはまってる気もしますが)。とにかく生理的嫌悪感を催す効果音といや~な余韻を残す間が強烈な印象を残す作品。明らかにB級っぽいのに、手ごたえはA級の感触をもっております。なんか半分キチガイじみたテンションで進むうえに、強烈にうだるような「夏の暑苦しさ」も画面からひしひし伝わってくる作品、一つ前にあげたスタンド・バイ・ミーとはまた違った感じで、強烈に夏を感じさせてくれます。また、二度三度と視聴すると、ツッコミドコロを楽しむ余裕も出てくるあたりもいかにもスプラッターの走りとなった作品と言えるかもしれませんw。ほんと限りなくA級に近いB級作品じゃーないかとw。荒い16ミリビデオ撮影による映像がより恐怖感を煽り、ドキュメンタリータッチな作風も相まって異様な殺人事件のあった現場に立ち会っているかのような雰囲気を放っています。全編に漂う「異様」な感じは半端ないものがあるんじゃないかと。規制や版権で難しいんでしょうが、早いとこDVD版を再発して欲しい作品でもありますね。(現在廃盤になったDVD版が、オークションで凄い値段に^^;)。2007年夏に当初のメーカーとは別のとこから、ようやっとDVDが再販が決定。
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by kgapk2004 | 2006-04-26 00:04 | シネマレビュー

スタンド・バイ・ミー

c0005235_084862.jpgスティーブンキングの中篇繋がりでこちらも挙げときます、スタンドバイ・ミー。少年時代のノスタルジー満載の作品。50年代のアメリカの片田舎、そして郊外っていう舞台設定も見事です。よくできた青春モノであると当時に、ロードムービーとしても一級品の作品なんじゃないでしょうか。ロケ地の風景が凄くいい感じのところばかり。キャスティングも全員はまり役って感じだし、最後、綺麗にハッピーエンドではなくてどこか喪失感のある終わりで、いい感じに余韻に浸らせてくれます。ガキ大将役(というとまたちょっと違う感じもしますが)のリバーフェニックスはその後亡くなってしまいましたが、この映画のクリス役と何か共通するものを感じさせられてしまいます。キング作品の映像化作品でも最もハマッた成功例がこの作品と言えるかもしれません。(シャイニング、ショーシャンク、キャリーあたりも有名ドコロではありますが)。
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by kgapk2004 | 2006-04-26 00:01 | シネマレビュー

Agio Agio

c0005235_16372537.jpg市内、串特急の入ってた店舗に新しくオープンしたイタリアレストラン「Agio Agio」へ行ってきました。この店舗って2,3年周期で中の店が変わるので、気がついたら変わってた・・・ってことが多く、また今まで一度も中に入ったことがなかったのです。この建物自体、完成したのは8年くらい前だと思うのですが。

と、いうことでもちろん店のメニューも気になるところですが、店内もどんな内装なのか(なんせたまに通るものの、外から中をみるだけだったからねェ)興味深かったところもあり、二重の意味で今回はワクワク感がありましたw。実際入ってみると、かなり広い店内で(前の串特急が居酒屋だったことを考えると、相当店内のレイアウトは変えたんだと思われます)いい雰囲気になっておりました。調度店の中が3つに区切られてるという感じかなぁ。店員さんがかなり接客に力を入れてる感じも伺えて、なにやらイタリア語でオーダーを出したりもしていました。(ちょっと王様のレストランを思い出したw)イタリアンということで、定番のパスタ→ピッツァコース。思ったほど量がないかな?と思いきや、食べ終えるとかなり腹一杯。いやいや、満喫させてもらいました。ほとんど待たされなかったしね。あと印象深かったのは恐らく店長さんだと思うんですが、中々いいキャラでw(これは行ってみればわかると思いますがw)。
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by kgapk2004 | 2006-04-25 16:40 | グルメ

ショーシャンクの空に

c0005235_2322197.jpg今までで一番感動した映画として、やったら名前が挙がることの多いショーシャンク。原作はアメリカを代表するベストセラー作家、スティーブンキングの中篇。正直あまりにもプッシュされすぎてショーシャンクの名前が出るといくらか辟易としてしまうところもあるんですがw。おしつけがましくなく、さわやかな感動をくれる映画には間違いないですからね。劇中では30年くらいの月日が流れるんですが、だからこそ最後の海岸のシーンに、もの凄い開放感を得られるんだと思います。これぞ、映画的感動ってのにつきるシーンじゃないかと。主人公の置かれる状況ってのがそりゃあもう重いんですが、だからこそ、生きる希望をもらえる映画になってるんだと。主人公演じるティム・ロビンスの演技さることながら、モーガンフリーマンの渋さ溢れる演技が好印象。個人的なベストシーンは、屋上のビールシーン。1949年の珍事、ってやつねw。ああいう雰囲気、結構好みなのです。劇中少しずつ、主人公の行動できる範囲が広がっていき最後に大きな開放感が待っているていう、映画の構成が実はものすごくよく機能している映画だと(どこかのレビューで書いてあって、始めてなるほどなぁと思ったのですがw)思います。是非部屋を暗くして鑑賞してもらいたい作品。
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by kgapk2004 | 2006-04-23 23:22 | シネマレビュー

レオン

c0005235_23193949.jpg特に女性には大人気の映画。これも、日本では特に大受けした作品のようで。リュックベッソン監督作品。同じベッソン作品のニキータの焼き直しとか、結構批判されるむきもあるようですね^^;。私的にはこれ、特にニューヨークという街の無常な部分が強く強調された作品に思えます。と同時に、日本の任侠映画にも通じる部分もあるとw。そこにゲイリーオールドマンの怪演や長淵剛ルックで、全編哀愁漂う役柄を演じたジャン・レノ等の実力派俳優の名演が、名作まで発展させたんじゃないかと。ちなみに完全版として出てるほうは、新作カットだけでなく最初にあったバージョンと比べて、カットされたシーンもあるので、最初に出たものとは別バージョンという方が正しいのかも。この後登場する殺し屋像に大きな影響を与えた作品とも言えるかもしれません。個人的には、ドライすぎる作風がいま一つ完全に好きになりきれない作品ですが、導入部やラストの流れはやっぱり上手くできてる作品ですね~。
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by kgapk2004 | 2006-04-23 23:20 | シネマレビュー

バッファロー66

c0005235_23171950.jpgダメダメ男の純愛物語w。ミニシアター系映画ですが日本では異例の大ヒットを記録。ビンセントギャロのセンスあるカメラワークや演出が全編に行き渡っています。一見、単なるすかしたお洒落系映画だと思われがちですが、お話的にも見所満載で、ラストに強烈な救いがまっておりますw。ちなみにこの映画でのビンセント・ギャロの役、そこらへんでも言われてますが、ほのかにダウンタウンの松本チックw。冬場のさむーーい時期に見るといい映画かもしれません。全体的に男に都合のいい映画だとみるむきもあり、そのへん女の人が見るとどういう感想を持つのか、興味深い作品でもアリw。主人公のやってることはほとんど誘拐犯と同じようなもんだからなぁ^^;。でも、最後までみればホンワカした気持ちになれることでしょう。形としては恋愛映画になるんでしょうが、内容的には喜劇映画みたいなものかもw。カップルで見るのにもいい映画でしょうね。
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by kgapk2004 | 2006-04-23 23:17 | シネマレビュー

ビバリーヒルズコップ

c0005235_2315127.jpgエディーマーフィーのマシンガントークと型破りな捜査が小気味いいマーティンブレスト監督の傑作。マーティンブレストというと、小気味いいアクションとアクション映画でありながら、極力血なまぐささを廃して、見終わったあと素直にスカッとして、またちょっといい気分に浸れる「さりげなくいい娯楽映画」を80年代後半~90年代にかけて、いくつか撮った監督さんですね。調べてみると、あんな映画やこんな映画がマーティンブレスト監督作でそう考えると、どの作品も作風が一貫して爽やかで、後腐れないものばかりでビックリした覚えがあります。本作もまた、いかにも80年代な映画ですがスピード感とエディのキャラでだいぶいい方に傾いてる作品ですな。エディーに協力する(始め邪魔する)頑固親父な刑事とぬぼーっとした白人刑事のコンビが、またいい味だしてますw。当初TVドラマ化する予定のあった作品だったみたいですね。それにしても、バナナで排気管のくだりはやっぱりウマイw、この後の日本の刑事物にも幾らか影響を与えたと思われるシリーズです。でも、この1作目派手なシーンがちょいと少なめかも。そのへんは、若干暴走気味ではありますが、2の方がいいかもしれません。あくまでも、派手さ優先ならw。
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by kgapk2004 | 2006-04-23 23:15 | シネマレビュー