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by kgapk2004
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第9地区

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いろいろな示唆に富んでいて、ちょっと安々と安直にレビューできない=難しい作品ですが。。
まずB級だし、非常に地味でアカデミー賞ノミネート
されてなかったらまず注目されなかったでしょう(汗)
社会派な視点とSFの視点もありますがいわゆるスペースオペラやアクションものSFではなく
哲学系SFに分類されるもの、異星人が実際に地球にきたらこんな混乱が起こるだろうってのを
リアルにシュミュレートして作られたような映画ですが
実際は人種隔離政策などを皮肉った点があるだろうことは
一目瞭然(舞台はヨハネスブルグだし)
エイリアンは醜く描かれていますが
エイリアン・プレデタータイプなのに表情があるという点が新しいかも
実際は「異星人より人間の方が怖い」スタンスで描かれた映画のため
異形の異星人を容赦なく殺害・利用する人間がもっと醜いという裏返しのようにも取れます。
映像的にはこっていますがSF的にも撮影技法的にも
どこかで見たものがちりばめられ、その点はさほどビックリする点がなかったのが残念。
でもラスト付近のタッチパネル式の宇宙船制御(?)装置の描写はよくできてましたね。
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by kgapk2004 | 2010-10-10 23:15 | シネマレビュー

イヴの時間

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00年代を代表する新しいアニメ方面の監督というと
新海誠、細田守なんじゃーないかと思うのですが(連続ものなら神山健治と谷口吾朗かな?)
特に新海誠は構図は岩井俊二バリバリだし
毎回だいたいジブリの雰囲気とセカイ系のストーリーで固めた感じですが
あれだけの雰囲気のものを一人で作ったってのは、とにかく凄いと思うのです
秒速5センチメートル以降はスタジオワークになったんでしたっけ?
でも共同作業を介しないない一人で作るスタイルは
従来のアニメーターからはやはり批判も多いようで・・
そんな新海誠と同じく個人でアニメ制作をして
注目を集めていたのが本作の監督、吉浦康裕
まず「ペイルコクーン」を一人で作って注目を浴び
二作目の本作、イヴの時間からはスタジオワークに移ったようですが
ネット配信で小出しに公開し、最終的に劇場公開というスタイルが話題に
東京アニメアワード優秀賞だかを受賞したりとけっこう話題になった作品です。
これも気になりながら今回の劇場版のDVD化から間をあけて
ようやく、しっかり観賞することができました。

中身的には近未来を舞台にアンドロイドに心は宿るか?的な題材
基本的に喫茶店イヴの時間の中で話が進む、密室劇です。
近未来が舞台とはいえ、実写でも通用しそうな
日常的にすぎる題材に、退屈にならないかなーと思いきや
これが意外にテンポが良く、自然と話しに引き込まれる作りになってます。
おそらくネットでこだしに配信していた、いわば週刊連載をまとめた単行本と同じ構成なので
だいたい10分おきに話が軽くリセットされキチンと見せ場が作られており
それが10分、20分に及ぶ長いダレを作らないことに繋がったのかも。。
シリアスな題材やほっとするようなオチ、所々笑いを散りばめたりと
その作りも上手いです。アート系な監督さんが趣味で固めた雰囲気アニメ
みたいな悪い方向の出来も心配していましたが、これはかなりの良作。
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by kgapk2004 | 2010-10-10 23:12 | アニメレビュー

アライバル

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どうみても科学者に見えないチャーリーシーン扮する科学者が偶然異星人のたくらみを知り
南米まで調査に出かけた先の、宿泊中のホテルで
上階からバスタブおとされて殺されそうになる映画として有名な(?)B級SFモノ
もうずいぶん前に見て、B級だけどやけに記憶に
残ってたんで最近レンタル屋にまだ置いてあって
たまたま見直したらけっこうおもしろかった映画w

チャーリーシーンがインチキくさい庶民丸出しの
科学者を演じてるってのもおもしろいですが、エイリアンの造形もまた
いい意味で、B級臭さに拍車をかけてます(アヒル臭い歩き方だし)
人里離れた山奥に異星人の基地が合って
そこに乗り込む件なんかはB級臭さと相まって実にいい雰囲気を演出してます
決してスペースオペラではないしアクションでも
哲学SFでもない、このX-FILEっぽい日常に
添ったSF臭さがいいんですよねェw
ただ環境問題を扱ったって着眼点はちょいとありきたりですが
まぁそういうとこが魅力となる映画でもないので。。。
またこういう日常にリンクした陰謀劇絡みのSFが出てこないかなぁ・・・
いや、探せばありそうですね。
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by kgapk2004 | 2010-10-10 23:10 | シネマレビュー
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けいおん効果で最近また知名度を盛り返しつつあるP-MODEL
一時80年代初頭のバンドや国内のニューウェーブをあさっていた
時期に名前はよく見ていたんですが
YMO、P-MODEL、ヒカシュー、ムーンライダースって並びはよく見かけます。
以前、YOU TUBEで見た限りNWでも苦手な部類かなぁと思い
あまり熱心に聴こうとしなかったんですが

でもニコ動でSPEED TUBE 見ておお、こりゃいい曲だと。まぁテクノポップと言うより
あの曲にかんしてはJ-POP を意識したような曲で単に聴きやすかったというのも
ありますが、で、当然アルバムでは癖のある従来のP-MODEL節満載の曲も多く
遊び心や悪ふざけ感満載の曲がズラズラっと
そんで所々にキャッチーな曲があり、全体的に音の凝り方にはやはり拘りを感じます。
平沢さんのソロワークでは荘厳な感じが多いですが
P-MODELはあくまでテクノポップに拘ってる感じですよね。
この2枚組セットを聴いた感じでは
苦手な曲とお気に入りの曲がはっきり分かれるアルバムです。
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by kgapk2004 | 2010-10-10 23:06 | 音楽レビュー

RED DEAD REDEMPTION

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レッドデッドリデンプションが凄い
欧米ではすでに500万本のヒットを出していますが
こういうタイトルが5万売れるか売れないかの状況が
悪い意味で国内ゲーム業界のガラパゴス化へ拍車をかけている気がします。。
FPSに比べると敷居が低いし、圧倒的に日本人受けしやすい作りのゲームなんだけどねぇ

オープンワールド型なので自由度が高く完全な仮想世界を
ゲーム上に起こしてる訳ですが、単に自由度が高い
マップが広いだけでなく、これまでの洋ゲーの欠点とされた
マッチョで無機質気味なモデリング、リアルだけど叙情性の薄い世界観
ドラマ性に乏しい平坦なストーリーなどもキッチリとカバーされてます
オープンワールドの完成系とも思えたオブリビオン&フォールアウト3に
ヘビーレイン的な方向でのリアル美形なモデリングや映画的なドラマ性を加え
世界観はばっちりウェスタン風で雰囲気も高めています
ゲーム性、世界観、グラフィック、インタフェース、全てに抜かりのないゲーム。

しかし、ここまで気合いの入った従来の海外ゲーの欠点を潰した
ゲームを出されると、和ゲーの一本道なシナリオや細身の10代が大剣や
魔法を扱うアバウトさという元来の欠点はもとより
強みであるとされたモデリングは、美形なマネキン
シナリオもドラマはあるけどキャラ立て重視で今ひとつリアリティにかけるなど
このへんでも差が開いてきてしまった気がします(このへん例外な作品もあるけどね)
もちろん本作もシナリオ面が特段優れているという訳ではないですが
この雰囲気に高いモデリングを両立させて、自由度が高いのに主人公側の
ドラマもしっかり描かれていると言うだけで、もう画期的なんですよね。
海外勢が徐々にその欠点を改良しているのに対し
国産ゲームは欠点の改良があまり進んだ兆しがないのが苦しいトコロ。。
(たまーにデモンズみたいな別系統のタイトルが出るけど)
それらもまたテイストといえばそれまでなんですが
だとしても中身の冒険が途絶えたのが響いてるのかな。

PCが実験場として90年代ごろから徐々に機能しくなった国産が
コンシューマー(家庭用)を大きな冒険の場としてたのも(個人的に)
シェンムー、ICO、ガンパレのリリースされた00年頭あたり、もうちっと粘って
ワンダ、MGS3、バイオ4あたりのリリースのあった05年あたりまでだと思ってます。
こないだの記事とも連動する内容になっちゃいますがw
モンハンが初代→2あたりをリリースし、基本ラインを築いたのもこのころ。
これ以降はPCもコンシューマーも冒険的な
タイトルや完成度を高くまとめて評判をあげた大作系のリリースまでジワジワ途絶えていき。
それでも今年リリースのゼノブレイドなんかははオープンワールドと
和製RPGの長所をいい塩梅で融合させたな~、と思っていた矢先にこういうタイトルが海外から
でてきちゃうもうんだから。嬉しさと無念さ半々な複雑さw
ホント国内は断続的にチャレンジと王道を兼ね備えたタイトルを生んで
この手のゲームに金をおとすユーザーを一定数確保してれば
まだ市場も開発する余地ももう少し残せていたんじゃないかと今でも思うのですが。。
なんだか今の状況はサターンやドリキャス末期の悲惨さに近いヤヴァさを感じます。
しかし、来年以降、ラストストーリーにトリコにと、地味に国産の良さをを生かした
タイトルのリリースが予定されているので、そのへんに期待。

ともかく繰り返しますが
ゲーム性、世界観、グラフィック、インタフェース、全てに抜かりのないゲーム。
超級エンタメであると思います。ただ西部劇ゆえにその世界観は魅力的だけど
どこか地味さもぬぐえない内容でもありますがw
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by kgapk2004 | 2010-10-10 23:00 | ゲームレビュー

still a Sigure virgin?

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なんと、オリコンでウィーク1位獲得の凛として時雨の最新アルバム。
たまたま強豪がいない週に滑りこんだのでしょうが
詞やキャラクター商法よりまず「音」ありきな自分としては、アイドル系がズラズラ並ぶ最近の
チャートに距離を置く以上に一抹のやばさも感じてたんですが
(チャートにはいろんなタイプが散在して
OKだと思うんですが、アイドル系がここまで幅利かすとどーも。。)
この時雨なんかは、楽曲こそハード&ソリッドながら
キャッチーさも兼ね備え、売れ線要素を備えています。でも
最近の売れる要素が歌謡曲回帰気味になってる邦楽界では
もう、こういうバンドサウンド自体、従来のバンドや
ロック好き意外には受けにくいかなとか
思っていたんですが、まだまだ一定の需要があるということでしょうか
とはいえvoのTKの歌い方自体にかなり癖があるので
分かりやすく売れ線の位置には収まらなそうなバンドですがw
でも、これが契機でバンド系の人気ももう少し上がってほしいです。
いまでもバンド系がランクすることはありますが以前に比べ
その存在感がだいぶ薄まった気がするからねー。。

で、凛として時雨はよくナンバガとルナシーの影響が強いと言われてますが
前作→今作でなんとなくルナシー色が強まったかなという感じ
今回は打ち込み色が強まり、またダウナー色がよりアップしたからかなぁ。
個人的にはインディーズ2枚、メジャー1st(前々作)にあった
ナンバガっぽい歌詞やサウンドに、J-POP的なリフやV系的なソリッド感なギター、ドラムが加わり
高音ツインボーカルの絡んだ衝動的で疾走感のあるアップテンポ(長っ)
とポストロック的なミディアムやバラード
を録るバンドってのが新しくも魅力的だったのですが、音作りが上手い上に
引き出しも広くて、バンドとしての佇まいも個性的だった、と。
前作あたりからシンプルなメロディーの引きたちが若干、苦しくなってきて
音を重ねることで幾らかそこをごまかしだしちゃったよーな気がします。
聴きようによっては音が良くなった、これは新しい進化だともとれますが
どうもシンプルなメロディーラインの良さは徐々に行き詰まってきてる
気がするんですよね。。叙情性や分かりやすい疾走感がまた薄れてきた気もします。
もともと3ピースなのに音の厚みは十分あって
ポストロック的なアプローチまでできていたから、そこまで音を重ねたり
処理を複雑にしなくても十分よくあるギターロックバンドの枠から
はみ出していたはずですが、やっぱり職人なんでしょうか。
でも雑誌のインタビューでそれこそイヤホンで聴くと新しい発見が
たくさんあるアルバムと言われてます。確かにぼーっと聴くと
聴きとれないような細かい音が後ろの方でかなりなっているので
1音1音を突き詰めたアルバムだと言えるのでしょう。、今しばらく
聴きこむ必要がありそうな1枚ですねまだまだ発見がありそうで。
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by kgapk2004 | 2010-10-10 22:57 | 音楽レビュー