06年11月HPリニューアルに伴い、ブログタイトルもリニューアル。


by kgapk2004
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STRAIGHT DAYS/THA BLUE HERB

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関連過去レビューhttp://kgapkdiary.exblog.jp/2607407

1枚目のドキュメンタリーはようみてないのですが
2枚目のライブはまさにやけどするほどの熱さw
昔はTBHって各方面からプッシュされる割に
やはりギャングスタラップに近いノリや
なにより宗教っぽく感じられるとこもあってちょっと苦手だったんです
(でもシングルアマチュアvsの2曲は凄い好きで)
それが2nd~3rdにかけての変化から
徐々に冷静な声で人生観を徐々に打ち出すようにもなってきて
本気で物つくりをしている熱意みたいのが
ビシビシ伝わってくるようになりました
昔はクサかったりビッグマウスに感じた点が
いまくらいの年になって逆に伝わってくるものが増えたかも。
札幌出身のアーティストはそういう点、真摯な人がほんと多いね。
あれだけのながーいリリックを堂々とかまして
フロアをガンガン沸かせるられるのは、もはや職人芸の域。
そういいきれるほど、HIP HOPの
ライブってーのはほとんど見てないんですが
なるほどTBHがライブに来い来い言うのもこれは頷けるな~、と思えます。
毎回こんだけのテンション保ち続けるのは凄いと思うよ。
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by kgapk2004 | 2011-03-26 22:31 | 音楽レビュー

BECK

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/12097472/
http://kgapkdiary.exblog.jp/11430568/
http://kgapkdiary.exblog.jp/14581287/
堤監督は20世紀少年でもそうだったけど、ほんっとーに
原作のイメージを損ねない、それでいて今旬のある
俳優をキチンとキャスティングし
原作のイメージもそのままにダイジェスト的に手際よく
編集する手腕にかけてはすさまじいものがあると思う
一方、原作をある程度ぶち壊しても音楽を題材にして
俺はこれがとりてえんだぁぁぁ
という展開がほぼないため(これをやっちゃうのが押井守とかで。。)
そのへんは、何かこう意外性のない作品に仕上がっています。
しかしダイジェストとしてはほんとーによくできてるので
原作が長くて読む気が起きない人はとりあえず
この劇場版から入るのも手ですな。
そつがなさすぎる優等生なんですよね、20世紀少年といい。
BECKも20世紀もひっぱりすぎてグズついた作品だしなぁ。。
でもグレイトフルサウンドですぱっと綺麗に終わったのは大英断。
ラストのカタルシスはなかなかのもんがあります。
ゲゲゲとカブトと電王のそろい踏みも壮観だけど
一番存在感があったの桐谷さんだったりも。。
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by kgapk2004 | 2011-03-26 22:27 | シネマレビュー

ストーカー

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関連過去レビュー

http://kgapkdiary.exblog.jp/4096810/
http://kgapkdiary.exblog.jp/9470541/
なんとニコニコにおっこっていたため
年末年始にかけダラダラと通してみた
タルコフスキーの「ストーカー」と「サクリファイス」
タルコフスキー映画はほんとーに映像は美しいんですが
今回みた2本はマジで難解、何度眠気に襲われたことかw
宗教観に乏しい(キリスト教圏でもなく、
ましてキリスト教信者でもない)自分のような一日本人がみても
理解しがたい部分もまた多く。。

こうなると情景描写に徹底的に拘りその点に関しては一番
まとまりがよい(と感じる)「ノスタルジア」
話の筋がSFとしてまとまっている「惑星ソラリス」
がそれぞれタルコフスキーの最高傑作、代表作として
据えられてるのがわかってくるような。。
どの作品も実存に悩む主人公ってのは一貫してますが
サクリファイスはノスタルジア(宗教観と情景描写)
ストーカーは惑星ソラリス(原作付の「一応」SF作品)
の系列にそれぞれ収まる作品であり、どちらも後者に比べて
より掴みどころがなく
後発ゆえに強まった作家性がかえって見づらく難解にさせてるという
そんな印象を受けてしまいました。

それでも「ストーカー」はゾーンというキーワード、ロケーションの美しさ
廃墟映画としての趣にスチームパンクに通じる世界観の描写がそれぞれ
秀逸で、宗教観一本で貫いた「サクリファイス」よりは見所があったなぁと。

またスクリーンの大画面でみないと見所半減な映画でもありますね。。
カットの極端な少なさからも映像(情景)に見せ場が集中してるのは間違いないので。。
特にストーカーのラストの書斎のシーンは圧巻です。

相変わらず火と水がシンボルとしてあらわれてきてその描写の美しさも絶品。
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by kgapk2004 | 2011-03-26 22:20 | シネマレビュー

涼宮ハルヒの消失

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/8905096/
http://kgapkdiary.exblog.jp/12067175/
これはなかなかレビューが難しいのですがとりあえず原作未読で一期(アニメ版ね)見て
散々物議をかもした(らしい)エンドレスエイトは見てなくて
なにやら発売スパンがのびのびらしい原作も未読

基本は日常SF、それで十分楽しめる内容に仕上がってると思います。
萌えブームの象徴のようにも言われてますが
単なるハーレムや日常系に埋没してないから、そこを一段超えた
アクションを得られたんでしょう。
ハルヒはメタフィクションとしての学園モノ
セカイ系の先を示したもの、YOU TUBEが人気を促進させた
(ネットと連動しブレイクしたアニメとしての)最初期の作品(?)やらなんやらで
ゼロ年代の中心にあったようなアニメですが
基本は「ビューティフルドリーマー」で90年代、さらにゼロ年代前半の
流行やサブカルの変化も含み、あれをどう据え直すか
ってのをかなり革新的にやっててこの消失はそこんとこと
「惑星開発委員会」で指摘されてた「酸っぱい果実状態の
オタクの自意識」に対する答えも含まれていたり、で
これにてそれらのテーマに一区切りつけたかなという感じ。
長いスパンのあいてる原作がどう決着をつけるのかというのはあるんでしょうが
アニメはこれにて締めというような雰囲気(しかし、終わコンってハルヒが発祥だったのね。。)
そのへんもなんか80年代のうる星みたいな感じを受けます。

TVシリーズにあったような挑戦的でスピード感ある展開はなりを潜め
日常的な叙情描写にやけに気合いが入っているのは
けいおんブームを受けてのものか、劇場版だからか。
でも作風にうまくはまっています。
ちょっとした動作(間のとり方、仕草での演出)が
実写映画ばりにうまく決してアクションをする動きのある面白さ
緻密な作画で魅せるタイプではないものの
こういった細かい点が京アニの旨さなのかなぁと思ったり
(キョンのモノローグでわかりやすく解説しちゃってる部分もあるけど。。)
アニメの間のとり方って単純に長い間を置いて察してね、って
シンプルなものが多いからキャラの表情や身振りでなんとなく
ってとこまでやれてるアニメって貴重だと思うのです。

http://www.youtube.com/watch?v=eHKyNQopYXo

http://www.youtube.com/watch?v=rhGmLyIevc0

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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:53 | アニメレビュー

COVERS

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/3378096/
レビューをまたぶわーっとあげようと思うのですが
地震の影響がまだまだ強い今の時期、のんきにレビュー
あげてもどうだろうと思いつつ
そこで一発目として、RCサクセションのカバーズを。

プロテスト(政治・時事絡みのネタ)ソングを
アーティストが歌っても正直どれほど影響があるのかは微妙なところで
見ようによっては単なる話題つくりともとられかねないし
でもその時期影響力のあるアーティストがなにがしか訴えれば
若年層には間違いなく影響はある訳で
ここで「ぼくたちは世界平和のために歌います」的な
ウィーアーザワールド的スタンスでやられるより
どこかシニカルな視点で社会風刺をした方が、そういう臭みがとれ
素直に耳を傾けられるという面もあると思うのですよ。
自分みたいなひねた視点をもつものには特にw
何より古い時代から恋愛歌などと合わせて常に社会風刺ソングは
大衆と共にあったとかいう話も聴くし、今が少なすぎるだけなのかも??


社会風刺ソングは、日本においては
チェルノブイリの時期にブルーハーツがそのまま「チェルノブイリ」って曲を
薬害エイズ訴訟のころミスチルが「マシンガンをぶっ放せ」(あれほんの1フレーズだけど)
阪神淡路大震災後にソウルフラワーユニオンが「満月の夕」
(これはプロテストというより応援歌ですが。。。)
不況の末の小渕政権の頃にエレカシ[ガストロンジャー]
思いつく限りでもこんくらいで、ほんとに限られてきます。
比喩を用いて9・11を歌いましたとかいうレベルならもっと増えそうですが。。

しかし、このカバーズはいろいろいわくつきで
洋学のカバーをする名目でだしたら、そのうち2曲が反原発を歌ってたため
所属するレコード会社のさらに親会社が原発に融資してる東芝とだったため
圧力かかり発売禁止。さらにはFM東京で曲をかけてもらえないなどの
圧力が、そこで清志朗は覆面バンドタイマーズでゲリラ的に活動し

http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do

生放送のテレビ番組でおまんこ野郎FM東京という例のアレをやり
その経緯を全てひっくるめてちょっとした
伝説扱いになっている事件ですが
ここまで直接的に反核を訴えてたのは凄いです。
憧れの北朝鮮、ロック君が代など後も暴走気味にプロテストソングを
節目節目で書いた清志朗ですが、20数年後に今回の事故。
反原発のせいで原発を新しく建て直せず、それが事故に繋がった側面もあるし
なんだかんだで原発の恩恵があってこうして電気にかこまれた生活が出来てる訳で
安直な反原発もどうかとは思うのですが、原発そのものの危険性にも
当然、過去にもっと目をむける必要はあったわけで、その先見性に改めて驚き。
まぁ反原発を題材にした2曲よりディランのカバーの「風に吹かれて」や
タイマーズとして出した「デイドリームビリバー」の方がシンプルに
カバーとしてよくまとまってると思うんですけどねw。
改めて世の中に警鐘を鳴らすのもサブカルの重要な側面なのではないかと思った次第
現在はそれができてるのって映画くらいだよね。。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:45 | 音楽レビュー

LIFE

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/2647000/
http://kgapkdiary.exblog.jp/7994585/

最近しばらく聴いてなかった(遠ざかってた)アーティストの
ここ数年の新譜(いや、新譜とは言わんか、この場合・・)
をまとめてバっとかりてきてウォークマンに転送してたんですが


多くのアーティストってメジャーにでてきて3枚くらい
(ずっとインディーズにいるバンドなら初期の3枚の頃)
である程度言いたいこといい、やりたいことをやりつくして
サウンドのオリジナリティも基礎ができあがってしまい
あとは果敢に新しいジャンルに挑戦しても
どうしてもマンネリとの戦いは避けて通れず
詞、曲の閃きはやっぱりそのある種の全盛期だった3枚ほどには
なかなか至らないという(でもたまーに凄くいいシングルだしたりするけど)
そもそも3枚凄いアルバムを作るだけで十分どえらいことなんですが。
今回、数年前によく聴いたアーティストの数年止まってたアルバム群を
聴いて、そのパターンから意外な外れ方をしてたのがACIDMANだと感じたのです
個人的にACIDMANは最初に鳴り物入りで出てきた時、そこまで「おお」
という驚きはなかったんですが
(基本的にどの曲もスルメ曲なんで、すぐに良さがわからいってのもありますが)
かといって飲み込むまでそこまで時間がかからない、絶対ひっかかる
フレーズがところどころにあるのがまたウマイところで
そして、どのアルバムも通して1枚の作品とみると非常に優等生
1話1話切り出してみても(つまり連載だと)良くわからないけど
長編で通して読んで大きく印象が変わる単行本向けな漫画のようなバンドですねw
現にここ数枚の止まってたアルバムが気になって一気にどばっと借りてしまったわけで。。

でもたぶんここまでのアルバムの最初の到着点は「イコール」で
「and the eorld」以降がいまの路線のはじまり
あのアルバムから基本線はそう大きく変わってはいないと思いつつ
それでも毎年シングル3枚、アルバム1枚をコンスタントに発表し
そのたびにテーマを掲げるという、昔ながらのアーティスト志向を保ち
そのため、一定の質を維持し、それをある程度の商業ベースに乗せることができる
ほんと今の時代に貴重なバンドの1つにいつの間にかなってしまったなと感じます。
どのアーティストも当然考えることだと思いますが、マンネリや質の保持に
どう立ち向かっていくかに本当に真っ向から立ち向かってるバンドなんじゃないでしょうか。

そんなここ3,4年のACIDMANのアルバムで特にお気に入りは2008年頭に出た
本作LIFE、しばらくゆったりPOPな路線がつづいていたところに
このアルバムではその路線の延長にある一方、脇を固める激しい曲も
久々に気合いはいって作られたようで。ゆったりならALMAやgreen chordもいいんですが。
ほのかに漂うエモ臭やポストロック臭が正しく10年のロックバンドのサウンドとして
消化されてます。
ただもう、以前の捩れた渋みのある雰囲気はだんだん薄れちゃいましたね。。

http://www.youtube.com/watch?v=ER-iYp7GYYo
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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:38 | 音楽レビュー

ソーシャルネットワーク

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関連過去作レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/13199981/
kgapkdiary.exblog.jp/13199981

ファイトクラブ、デビット・フィンチャーの話題作
近年脚本の力が落ち、リメイクだよりになっているハリウッドの中にあり
ダークナイト、第9地区以来、物議を醸した作品になっているようで。
facebookの創始者マーク・ザッカーバーグを主人公に
ナップスターのショーン・パーカーやビルゲイツがちょびっとでてきたりと
アメリカIT業界のスケールのでかさを感じさせてくれます。
でもおそらく脚色は大いにあるはずで、でも半モキュメンタリーだとしても
実録っぽい展開から目が放せない映画。

所謂おもしろいことを始めるつもりでSNSをはじめたら
理想とは違う形になってしまう軋轢みたいなものが
描かれるのかと思ったら
そういう流れでもなく(予告をみるとそういう内容ともとれたんで)
基本facebookの内実を追うドキュメンタリーに。
成功していくにしたがって孤独になるザッカーバーグの姿が延々と
でも、これがアングロサクソンというか、アメリカ型ののしあがりかたでもあり
こんだけ戦略的に思考錯誤を積み重ねられれば
ITで日本が遅れをとるのも無理ない話かなとも思ったり。
CPUのインテル、検索・サービスのgoogle、通販のamazon
OSのMS、twitterにfacebookに、と次々とITの新しい会社が
サービスが起こっては成功していきますがこれに対するのが楽天、ニコ動、mixi
ってのがどーにも寂しいところ。。英語圏じゃないのが最大の問題なんでしょうが。
ただ05年当時ホリエモンの例の買収劇が成功してたら
(強引な戦略にバッシングを受けながら
何かをやろうとしてた姿はザッカーバーグと被るしね。。。)
事の良し悪しはともかく、もう少し大きな変化を
日本からも起こせたかもしれません。
ITの成功者って米国じゃ皆、あのへんの世代だし。
とりあえず当時数多あるブログサイトの中にあって
アフィリエイトははっ付けられるブログを提示し
直観的にわかりやすくできてたのがライブドアブログだったわけだし。
けっこういいサービスを提供してるんですよね。ホリエモンのせいで
イメージさがったけどw
また、社交のアメリカ、繋がりの日本とSNSのスタンスの違いも
ここではっきりと伺えてきます。

突き詰めるとシステムで世の中に変化が起こっていくことと
同時に中心にいた人間の葛藤というか埋まらない隙間を描いた、ということかな。。
あるいは地位と名誉vs情と見るべきか。
この映画でのザッカーバーグは一件気難しいようで、実は振られた彼女の
ケツをおっかけつづける正論しか撮らない偏屈者の天才ですが
彼を悩ます「合理性」と「情」の擦り合わせは理想でありながら凄く難しく
でも渋沢栄一のようにそこをうまーく融合させ
てた人もいるんですよね(経世済民ってやつ??)
そこらへんに日本の活路はあるのかもしれません。
ただこれだけ情報があふれ、国の成長がいきついて停滞し
後ろには新興国が控えてると、明治や戦後のようにはいかないでしょうね。。
超過債務も改善されないしな。。
利便性と情報量の整備という大きなメリットと引き換えに
膨大な情報の氾濫と企業の激烈な買収劇、産業構造の急な転換が起こり
熾烈な競争が膨らんでいく中、果たしてIT時代に情や企業倫理は宿るか。。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:17 | シネマレビュー

ロシアについて

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/6010319/
http://kgapkdiary.exblog.jp/7856489/

何年か前に坂の上の雲を読んでから
それまでより若干愛国心が増したかなと思います。

この本はそんな坂の上の雲のながーいあとがき
副読本のような趣があります。薄い本なのに最近この手の本は
メモを取りながら読んでるせいでなかなか先に進まない。。
とにかく日露戦争というと
極東の小国が当時拡張しつつあり陸軍は最強とも言われた
超大国にまさに血を流しながら勝ち抜き
世界海戦市場随一と言われるほどの圧勝を日本海海戦で果たし
(このへんでまるで少年漫画の主人公のようなインフレっぷり)
これで白人天下の意識と極東のパワーの転換まで起こったわけで
ちょっと前にあれこれ読みあさってた渋沢栄一と言い
高度経済成長以前、明治日本はなにか特別なパワーでも
あったとしか思えないくらい活力に漲ってた時代。
それでもこの時期は外交や軍事、カリスマに恵まれても技術が追いつかない
技術と経済力が飛びぬけた現在は外交や政治が駄目で
その2つも怪しくなってきた昨今は
文化や科学やスポーツやサブカルでなんとか存在感を主張
ただこの当時のイギリスやちょっと前のアメリカは上記すべてが
同じ時代に絶頂を迎えてた(文化、経済、技術、軍事)訳で
日本は結局すべてにおいて絶頂といい切れる時期がないのが残念。。

それを含めても明治時代のパワーは恐ろしいもんがあり
明治初期に官僚制度やらなにやら築いたあれが
いまにいきつく反映の完全に基礎となった、のに対し
女工哀史とか足銅山鉱毒事件とか、日露戦争も被害で言えば
相当なもんで(戦死者はロシアより多い)明治は暗さと
表裏一体の時代でもあるんですね。

ロシアについては身近な火星より木星や金星に注目してしまうようなものでw
中国、韓国以上に自分らの国からそう遠くないとこに
肌の色の違う民族のすむ極寒の大国があるってのがなんか
凄い不思議な気がして。でもいまでこそ中華リスクが叫ばれてますが
冷戦の時代なら、嫌でも敵国として認識されてたのがロシア(ソ連)
でもあったんですよね。どうもロシアと名前が変わるだけで
その印象ががらっと変わってしまうから不思議。

日本も中国もまったくノーマークだったところへ江戸時代中期に
突如としてどでかい国が(短期間のうちにどんどん
拡張して)国境(という概念も当時はなかったけど)
手前まで迫ってきたんだから、それは焦るし警戒するだろうと


司馬さんはこの本で北方4島を外交レベルで絶え間なく
返還せよと求める努力はするべきだが
国民レベルで煽りたてるのはこのましくないと言ってますが
そういう形で付き上がると途端に銃を構えてくるのがロシアという国であるから
また小さな北方4島返還はそのまま中国に対するモンゴル返還とイコールになる。
ヤルタ会談の効力がつづいていることが=北方4島の現状維持なら
それを変換するときはその執行の期限が切れたことになり
それはモンゴルと言う国をまるまる中国に還すことと同義になる
だから向こうも安々と妥協案であっても譲れないというのが本音なんでしょう

ただ最近の外交不手際で北方領土は
もうダメかもわからんレベルになってきましたね
と思ったら今回の地震で交渉が以前のレベルに
戻るのもいつになるのかという感じにもなりましたが。。
ただがんばってる日本人の姿は向こうの人にも伝わってるはず
震災はあってはならない不幸ですが
国旗を燃やしたとかのゴチャゴチャした蟠りは
薄れてきているのではないでしょうか。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 22:01 | ブックレビュー

こころ

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関連過去レビュー
http://kgapkdiary.exblog.jp/7735875/
http://kgapkdiary.exblog.jp/7733704/
知り合いで最近夏目漱石にはまった人がいて
そーいえば読んでないな夏目漱石、ということで
有名な割りにあまり長くない(古典で長いととにかく苦痛に
なりかねないのはカラマーゾフで経験済みw。。)
いつぞや以来の古典(正確には近代小説だけど)に挑戦

よく学生に頃の国語の問題であった文章読ませたあと○○は
どう考えたのか答えよ、て問題は深読みすると
正解はなくなってくるんじゃないかと今にしたら思えます。
まぁああいう問題は答えがもうかなり明確なので、そこまで
深読みするまでもないよーーな気もしたけど(俺が文系だからかな。。)
でも読みづらい問題もたまにあるよね、ああいうの。
この本を読んで巻末の2つの解説を読むとほんとそんな感じで
この本に出てくる先生ってのは最終的に××してしまう訳ですが
その動機が一見明確なようで、細かい点で見ていくと
決定的な理由がまるで見えてこない
ついでにもうちっと若い頃ならちょっと深い考えをもった
大人に見えたであろうこの先生が単に病弱ぶって世を儚みながら大衆に勝手に
絶望して引きこもるインテリにも見えてくる。
(いまなら同人系な方々が属性とかつけてそうな感じ。。
この集英社版は表紙が小畑健でかなり狙ってるしなぁ。
まー、ああいうノリももう大概クドいけど。。。)
某バンドでいうところの「くだらないこといってないで早く働けよ」状態
すべてを知りつつ受け入れてる節もある奥さんのほうが実は大物なんじゃ
ないかって気もしてくる訳で

ただこういう厭世的な考えをあまりにも考えることがなく
(あっても思春期の葛藤レベルで)成長しちゃうってのも
また考えものだと思うし~、問題はそっから先なんだろうと。あとバランスね。
でも自分独りでできることならやる気さえあればどーにでもなるけど
人間のこころほど扱いが難しいもんはなくて、ほんとうに人間と関わる心の機敏は
難しいもんだと最近思ってます。
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by kgapk2004 | 2011-03-25 20:22 | ブックレビュー