グラスホッパー
2008年 11月 23日
伊坂幸太郎、これで読むのは4作目。
いまんとこラッシュライフ、アヒルと鴨が大当たり
オーデュポンが微妙で、間違いなく
波長が合う作家さんだし、いま最大限
注目を集めるエンタメ作家さんなんですが
その作風、どの部分がどう出るかで
当たり外れがくっきり分かれやすい
作家さんかなぁという印象が。
グラスホッパーは本屋大賞を受賞し
それがきっかけで手に取った1作。
ただ本作の売りである伊坂が書いた
「殺し屋」「ハードボイルド」って売り文句
そのへん単語として惹かれる部分があっても、ふれてみると微妙ってことが
高確率で起こるジャンルなんでちょっと読む前にどうかな、と
思うところはあったんですが、読んでみてやっぱりそのへん微妙な
印象は変わらず(笑)、ハードボイルド特有のどこかドライで
突き放した描写ってのに慣れないんですが、そん変わり相変わらず
キャラのやり取りや洒落っけのある会話は面白く(気取りすぎてる気もしますが。。)
なんだかんだ、ちょっといい話に落ち着いたりもするので
読後感は悪くないです。視点が3人で次々に移るトリッキーな構成や
他の著者作品とのリンクを匂わせる描写でニヤリとしたり(今回は自分が知る範囲
ではオーデュポン繋がりを発見)先が読めない展開も見事。
いまんとこラッシュライフ、アヒルと鴨が大当たり
オーデュポンが微妙で、間違いなく
波長が合う作家さんだし、いま最大限
注目を集めるエンタメ作家さんなんですが
その作風、どの部分がどう出るかで
当たり外れがくっきり分かれやすい
作家さんかなぁという印象が。
グラスホッパーは本屋大賞を受賞し
それがきっかけで手に取った1作。
ただ本作の売りである伊坂が書いた
「殺し屋」「ハードボイルド」って売り文句
そのへん単語として惹かれる部分があっても、ふれてみると微妙ってことが
高確率で起こるジャンルなんでちょっと読む前にどうかな、と
思うところはあったんですが、読んでみてやっぱりそのへん微妙な
印象は変わらず(笑)、ハードボイルド特有のどこかドライで
突き放した描写ってのに慣れないんですが、そん変わり相変わらず
キャラのやり取りや洒落っけのある会話は面白く(気取りすぎてる気もしますが。。)
なんだかんだ、ちょっといい話に落ち着いたりもするので
読後感は悪くないです。視点が3人で次々に移るトリッキーな構成や
他の著者作品とのリンクを匂わせる描写でニヤリとしたり(今回は自分が知る範囲
ではオーデュポン繋がりを発見)先が読めない展開も見事。
by kgapk2004
| 2008-11-23 15:54
| ブックレビュー