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06年11月HPリニューアルに伴い、ブログタイトルもリニューアル。


by kgapk2004
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アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団

アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 _c0005235_22414978.jpg
これプレイする前にCOD4をやって確かに楽しいんだけど、リアルさが弊害になってるなぁと
FPSはいずれ時間があるときに再チャレンジしたいと思いますが(あ、でもオンは楽しいですね)
今回はもう少し手軽に楽しめるものはないのかと欲し
なんでかPS3のタイトルでも群を抜いて評価されてる、アンチャーテッドにいきつきました。
ネットの口コミで圧倒的に推す声が高かったこと欧米の昨年のゲームオブザイヤー
でTOPに輝いたとのニュースが入ったことが決め手になりましたが
日本では宣伝不足と、購買意欲を削ぐような(失礼)
ジャケットのせいで評価に反し無名になってるタイトルです。PS3の普及の問題や、とっつきやすく
バタ臭さも薄いとはいえ、やはり洋ゲー特有のどこか大味な雰囲気も
画面からほのかに漂い、それが国内での評価と売り上げのギャップに繋がっている気がします。。。


しかし、このゲームの方向性は素晴らしい。思うに欧米でうけやすいゲームは何かしらの映画の
ジャンルを意識し踏まえたものが多いと思うのですが
そんな中、FPSが何かと和ゲーと比較されてますが
グラフィックの優位性(方向性)を別にすれば、自由に見えて一本な
和ゲーと基本線は変わらない、というのが私的結論
それでも最近のFFシリーズまでいくとさすがに一本の縛りがきついですが
それでも一本道を豪華なおもてなしをしてくれる強みがあり
バイオやワンダ、MGSとキルゾーンやCODは目指す路線は同じで、あとは題材やバランスの好み
本作アンチャも、自由に見えて一本道ってのは共通
例えばマリオのようなアスレチックを攻略する楽しさや各々プレイスタイルが
変わってくような自由、コースルート選択の自由なんかに比べると
目的地にいってボタンを推すだけっていう、やらされている感は幾分強いのです
しかし、映画を追体験できるという意味で圧倒的に臨場感があり、まさにインディージョーンズを
追体験できるゲーム、同路線では過去、トゥームレイダースがあり
比較するとマップが限定されている分(アンチャは限定された面クリアに近い)
自由度は後退しているのですが、トゥームのやたらシビアなバランスに比べ
圧倒的に親切になっていて万人向けにしながら、いかに映画の主人公になりきれ
手ごたえも感じられるか、という方向にグラフィックやシステム全て向けられている
そんな作りな気がします。RPGだとクロノトリガーなんかが多分、こんな感じなのかなぁ。
やりこめる要素やシビアな緊張感、自由度より、テーマパークを楽しんでね
的な割り切り方、それに乗れるか、やらされてると感じるかが分かれ目。


でも自分が洋ゲーに求めるのはオブリビオンのよーな「箱庭」への拘り
MYSTシリーズのような偏執的な世界観の作り込み
AOEやCIVの病みつきになるようなルールや構造作りのウマサにあるんで
そういう面を期待すると、向いてる方向が和ゲーの大作路線と
基本線同じなので、どこか物足りなさも感じてしまうんですよね。
ちなみに自分は雰囲気的に洋ゲーと和ゲーの中間を目指した日本のタイトルが落とし所として
一番理想的なライン。洋も和も片方に寄りすぎると極度にバタ臭く硬質になるか
アニメっぽく・ファンシーに偏ってしまうかの2択に陥りがち。。
なんか、ヘビーレインと並んで和洋の比較レビューになっちゃいましたが(汗)
でもPS3でもっとも「新しい方向性」を見せながら「大衆性」があり
売りであるグラフィックも気合いが入ってるタイトルです。
by kgapk2004 | 2010-03-31 22:42 | ゲームレビュー