無限の住人
2006年 01月 20日
昨今の時代漫画のヒット作、るろ剣やバガボンドに先駆けて、新感覚の(あくまで新感覚のと言わせてもらおうw)時代劇漫画としてスタートした、ネオ・時代劇漫画無限の住人。アフタヌーンで長期連載をつづけてますが本作はまず鉛筆書きで描いたような独自の絵柄を評価。また序盤の出てくるキャラみんなキワモノばかりだったり、見開きで殺陣シーンを、1枚絵のように見せる演出も○。最近の不死絡みのエピソードやスローな展開には辟易ですが、加賀編(単行本14巻)あたりまでは評価したい漫画です。というか、単行本でまとめて読むと最近のエピソードも案外おもしろかったりするんですが話がどんどん本筋がから、離れてきてるきもするからなぁ。絵柄や見せ方が斬新なだけでなく時代劇特有の人情話があったり、エゲツない残虐描写があったり(このへん作者のSM趣味が炸裂してますが^^;)時代物特有のしっぶい(んで、チョットやばい)世界を満喫できる作品であると思います。でも全体的にはストーリーどうこうというよりは、絵柄や雰囲気に浸る作品、というイメージが強し(そのへんがいかにもアフタヌーンな作品)。
by kgapk2004
| 2006-01-20 23:33
| コミックレビュー