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by kgapk2004
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サイレントヒル

サイレントヒル_c0005235_553549.jpgこれもまた、ややグロイ作品なんですが^^;。ホラーゲームは既に数本レビューしたにもかかわらずまたもやホラーなんだけど静寂を売りにした作品ということで、フロムの「エコーナイト」と迷ったんですが。純粋な恐怖度と、箱庭感の完成度からこっちをレビューに抜粋。既にシリーズ化して長い作品ですが基本コンセプトはこの1作目からほとんど変わってません。それだけ、1作目の着眼点がよかった作品だし、1作目だけやれば充分なシリーズともいえますw(シリーズ通して雰囲気が共通してるので、シリーズ中のどれか1作に触れればいい、と思ってます)。最初画面を見たときに霧に閉ざされた静寂な町ってのがやたらとインパクトありましたが、プレイしてみると、最初の期待とはちと違った感じで戸惑ったりしたんですが。というのも静寂につつまれた無人の町というシチュエーション以上に、人間の暗黒面を描いたような一種のサイコ物としての要素がより強い作りだったので。ちなみに、ムービーの質なんかは今のゲームと比べてほとんど見劣りしてませんね。99年発売と考えると、このへんの技術力やセンスは、かなりのものだと思います。このゲームの売りは、闇の使い方がうまかったこと、ラジオのノイズで敵遭遇の危険を知らせるというアイデアは親切な上恐怖度を高めていたこと、1つの町(しかも雰囲気のある)をポリゴン上で再現した箱庭的要素、それからPS史上でも屈指のやばめな世界を描いたこと、など特徴を挙げれば結構なものがあります。バイオの亜流のようなゲームですが、あらゆる点でバイオより一歩突っ込んだ世界にいってる点を評価。(ゲームとしてのシンプルな面はバイオの方が上だと思うけどねw。本作はやや雰囲気ゲームよりだから。そこが売り)とにかく印象的なのは、静寂な面と狂気の面の2つがあり、全体を通して悪夢の中にいるような雰囲気が漂っているところ。故にプレイしていて心地いいゲームとは言いがたいですが^^;。ちょっと、尋常でない、アチラ側の世界を垣間見せてくれる作品に仕上がっています(特に狂気の世界の描写は、PSの審査をよく通ったなと思わせるギリギリっぷり。。)。ちなみに、某巨大掲示板では本作の愛称は「静岡」w。
by kgapk2004 | 2005-12-26 23:22 | ゲームレビュー