寄生獣
2006年 02月 23日
90年代のメインストリームの主役がドラゴンボールだったとすれば、影の主役は本作だったんじゃないかと思うくらい影響力の強い漫画、映画で言えばショーシャンクの空みたいなもんでまるで挙げることがステイタスのようにひたすら崇め奉られている気がするんですがw、実際のとこ、絵柄そのものは割とシンプルな作品だと思うんですが、ストーリーは凄く練られていると思います。ストーリーの練り込みやビジュアル的なアイデアが優れていたため、映画ではターミネーターが、その他多くの漫画が、本作の影響を受け話や設定に組み込まれていった痕跡が見られます。ターミネーター2は、じかに影響を受けたかどうかは微妙なセンですがよくT-1000のグニャグニャ動く設定が寄生獣からきている、という話を聞きます。漫画でいえば、幽・遊・白書、うしおととら、あたりには本作の影響が強く感じられる部分があります。(どっちも主に後半ね)また、単なる漫画の1名作に留まらず、生物学だの心理学だの、そういった方面の人が見ても興味深いトコロの多い1作なんじゃあないかと思います。全10巻で無駄な描写がなく、綺麗に完結した作品、未見の人は是非ね。まとめて一気読みすると人生観がちょっと変わったような気になるかもw
by kgapk2004
| 2006-02-23 23:20
| コミックレビュー