機動戦士ガンダム0083
2006年 03月 10日
一時スパロボやった時に、ロボットアニメをちょろちょろ見出して、そん時にガンダムは有名どころは一通り目を通しました。最もF91なんてかなり内容を忘れてるし、1stは映画版のみの視聴だったりしますがw。どれもモビルスーツのカッコよさは際立ってるし戦争の悲劇ってのは多かれ少なかれ伝わってくるんですが、ストーリー面で感動したシーンってのは意外となく・・・。あ、逆シャアでアクシズを押し返す~EDのくだりはよかったなぁ・・・。んで、その素直に感動できない要因ってのはガンダムの創造主で、主要作の大半を監督してる、富野監督特有の、癖のある台詞やどうしてもラストまで見てもすっきりしたオチに治まらない作風にあると思うんですが(終盤でキャラが○○まくったりするし)そこいくと、富野監督でないことがネックにも感じられる本作0083ですが、ある意味富野監督ノータッチゆえに、いい意味でリアリティに溢れた作風に(OVAシリーズは全部そうですが、ニュータイプみたいなアニメちっくな設定がでてこない)なってるんじゃないかと。でも宇宙世紀に属する正規のガンダムものに位置しているゆえ、ゲームなんかでは割とよく扱われるという、なかなかにおいしいポジションにある作品。個人的には、ミリタリー色が強いこと、キャラやモビルスーツの大きさ、描写がリアリティ重視で描かれているため劇中等身大でその大きさが感じられるあたりが、ツボにはまったポイントです。15年近く前の作品ですがメカのきめ細かな描写、作画の細かさでは未だ全ガンダム中でもトップレベルの作品ではないかと。しかし、主人公のコウより敵側のガトーの方が目立ちすぎてることや、途中から急遽ストーリーの延長が決定したせいか、ヒロインの行動がかなり奇天烈な事になってしまったあたりは残念・・・。この辺はいまだに叩かれてるもんなぁw。深読みすると、あれこれ創造する余地はあるんですが^^;。そういったツッコミどころはあれど、ミリタリー色が濃く、男臭くて、メカニック、さらにコンパクトにまとまった(TVシリーズのガンダムはやっぱり長すぎてだれてくるものが多いから・・・)本作はなかなかに愛着が強いの作品となったのです。ちょっと硬すぎる部分が多いのが難点ですが、TV版に比べてアニメちっくで壮大な設定がでてこないのも、逆に言えば、大きなカタルシスを得られない、ということにもなってくる訳で。
by kgapk2004
| 2006-03-10 04:48
| アニメレビュー