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by kgapk2004
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Shall we Dance?

Shall we Dance?_c0005235_23475694.jpg90年代中期以降の邦画である程度の話題作になると、高確率で出演しているのが、役所広司or竹中直人というパターンですがw。その2人が競演し、この手の日常的コメディー映画の走りとなった作品。小心者なサラリーマンのちょっとした冒険が、徐々に日常を変えていく、やがて大きくそれが実を結ぶっていう邦画としてはよくあるパターン。そこを、役所広司が存在感抜群のサラリーマンを演じどこか憎めない中年のいいお父さんを熱演したという点が魅力。とにかくこの主人公のオヤジキャラ、いい味だしてるんですwそれと社交ダンスという、さりげなくうまく刷り込めばブームになりそうなほのかにダサさを感じさせつつ、キャスティングをそろえれば、抜群にお洒落に移るものを題材にしたとこがまたニクイ。色んな意味で当時としてはは異例ずくめだったんでしょうが、結果的には大成功。作風的にも時代を先取りしてたと言えるでしょう、こうして邦画にまた一つの新しい流れの映画ができたんだと思います。有頂天ホテルやスウィングガールズは監督こそ違えど本作に端を欲する流れを汲む映画だと思っているので(三谷幸喜も矢口史靖も、この当時からこういう傾向の作品を撮ってはいましたが、アクマで邦画で、と考えるとわずかにこの作品がリードしてると思われる)。こないだ、3丁目の夕日に抜かされるまで、日本アカデミー賞最多部門を長らく維持してたようです。 しかし、そこまで話題になると逆にそこまでのもんか^^;とも思えてしまう危険もw。基本的にはさりげなくいい気分にさせてくれる、ちょっといい感じの映画だと思ってます。
by kgapk2004 | 2006-03-18 23:34 | シネマレビュー