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2006年 04月 02日
時間と人を巡るミステリーシリーズ第3弾w。もし17歳の自分の意識が中年に差し掛かった自分の意識に乗り移ってしまったら、という内容。内容的に「秘密」に近いですがあそこまでドロドロした部分まで描かず、あっさり描かれている当たりがあまり日常生活に支障をきたすようなショックを受けないですみますw、逆にいえばカタルシス薄めですが^^;。でも、作者特有の柔らかい文体で爽やかな感動作に仕上がってると思います。この人最初女性作家かと思ったよ^^;。それくらい文体が柔らかいんですな。しかし25年後の旧友との再会を終盤に持ってくるあたりが、中々にくい演出。ちなみの本作のあと続編の(主人公とか設定は別)ターンとリセットが出てます。時間と人を巡るミステリーってのは、実はこのシリーズのうたい文句なのでした。
by kgapk2004
| 2006-04-02 01:19
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