茶の味
2006年 04月 17日
鮫肌男と桃尻女の石井克人監督作品。といってもこの監督さんの作品、この作品で始めて見ましたがw。この映画は雰囲気とキャストに惹かれた感じ。見た当初より、見た後にくるジワジワ感が結構あった作品です。三浦友和、手塚理美といったベテランに浅野忠信、我修院達也、土屋アンナといった曲者が脇を固めてますw。他にもナレーターで和久井映見、チョイ役で草薙剛や、武田真治、庵野秀明まで出てるw、無駄に豪華なキャステイング。この辺をチョイ役で出してくるあたりがすげぇなぁとw。内容は日本の田舎を情緒タップリに描いた作品。。。と思いきや、変人・奇人・おもしろシーン連発のコメディ(カルト)映画。サザエさんの磯野家の雰囲気にドクタースランプのペンギン村のキャラ達が登場すると、こういう雰囲気になるんちゃうの?といった趣w。正直、映画自体は一貫性が薄く、インパクトのあるシーン、おもしろいシーンを継ぎ接ぎして作ってある印象。ラストで無理やり話を締めにかかるものの、肝心のおもしろシーンは後半になるほど失速してるし、そのへんは残念。しかし、前半~中盤の小ネタや切れ味はたいしたものだし、ありそうでなかなかない日本の田舎を舞台の中心に据えた内容で、このキャスト、、またそれを一筋縄でいかない作風で完成させた点は評価してしかるべきでしょう。それにしても、劇中で我修院扮する、じいさんが唄う「三角定規の歌」はインパクト抜群w。見終わってからも頭から離れませぬw(劇中でフューチャーしてる「山よ」よりよっぽどインパクトあると思うw)。
by kgapk2004
| 2006-04-17 01:34
| シネマレビュー