ガメラ 大怪獣空中決戦
2006年 05月 15日
既に特撮レビューで東映(ライダー)、円谷絡みの作品(ウルトラのみですがw)を挙げているので、今回は大映からガメラを持ってきましたw。ガメラってちっこい頃にTVでたまーに放送してたのと、平成3部作が話題になってた頃に見た記憶はあったのですが、もうすっかり記憶から抜け落ちてまして^^;。最近劇場版の新作が出るということで、そのへんで特集が組まれてたので、今回あらためて見てみようかと。昭和からは、ガメラ対ギャオス、平成からはこの1作目をレンタル。最初はガメラ対ギャオスを持ってこようと思ったんですが(レトロ邦画で連作レビューにしたかったのですw)、映像によるインパクトが強かったため今回は平成1作目のこっちをレビュー。ガメラ対ギャオスの構図はそのままに、派手な映像をふんだんに盛り込まれた作品になっています。よくハリウッド映画に対する実写邦画で、この平成ガメラの名前が挙がってますが、邦画で派手な映画をやるとどーしてもB級臭くなったり、つくりもの臭さが目立ってしまうところを、この作品は相当頑張って撮ってるんだなぁというのがよく分かります。カメラ目線を怪獣視点ではなく、人間視点で据えたり、あまりカメラをアップで撮らなかったことが効を奏してるんじゃないかなぁと。反面、映像の力は凄いものの、リアリティある特撮を撮ろうとしてそれに終始してしまっているのは残念。怪獣を捕獲する作戦を始め、人間側を描いている時間の方が長くて、肝心の特撮的なシーンは少なめ(中盤以降徐々に増えてきますが)。この辺は特に、ここ最近の特撮全般における欠点なのかもしれません。しかし、これだけおおっ!と思えるシーンが多い特撮作品はここ数年のものを見渡してみても、なかなかないのではないでしょうか。海外が舞台ではなく、我々に馴染み深い風景の中に怪獣が立ち、大掛かりな破壊シーンがあったりする図はなかなかに圧巻です。ちなみに、ガメラの回転ジェットは昭和時代の方が味があって好みw、平成版は早すぎて、逆にCG臭さが目につくような気が^^;。
by kgapk2004
| 2006-05-15 00:45
| シネマレビュー