沈まぬ太陽(御巣鷹山編)
2007年 06月 09日
「白い巨塔」以来の山崎豊子作品ですが
他にもあれこれ読んでたり、忙しかったりで
とても全5巻読む時間と気力は無さそうなので
御巣鷹山編となってる3巻にのみ目を通しました。
実際他の巻は主人公の恩地対航空会社という
山崎豊子小説王道の色が濃いようですが
この巻は主人公もある程度脇に引いて、事故の経緯と
遺族の様子と事故現場の様子、その後の
現場検証が詳細に綴られています。
沈まぬ太陽は、作者が実際に遺族や
JALの職員に取材して回った経緯をもとに
書かれているのでフィクションでありながら半分は
ノンフィクションというどこからどこまでが本当かは、
読者の判断に委ねられるという内容になってます。
遺族は大半が実名で、日本航空の職員に関しては
モデルと定義される人物はいても、名前は劇中の人という扱いに。
金属疲労による後部隔壁の破壊(事故の8年前のしりもち事故が原因)によって
30分も制御を失った際に山に激突した訳で、乗客・乗員は相当の恐怖だっただろうことが
伺えます。これ読むと、しばらく飛行機には乗れなくなっちゃいますね。。。
他にも日航機墜落事故について扱った本は多数ありますが
フィクションもまじえてるものの詳細が分かりつつ、読みやすい本ということで
事故を扱ったものでは定番になってる作品なので、興味のある方は一読あれ
重い本ですが、安全について、身内がもしこうなったら
とかあれこれ思うことはあるはずです。来年には映画化もされるみたいですね。
他にもあれこれ読んでたり、忙しかったりで
とても全5巻読む時間と気力は無さそうなので
御巣鷹山編となってる3巻にのみ目を通しました。
実際他の巻は主人公の恩地対航空会社という
山崎豊子小説王道の色が濃いようですが
この巻は主人公もある程度脇に引いて、事故の経緯と
遺族の様子と事故現場の様子、その後の
現場検証が詳細に綴られています。
沈まぬ太陽は、作者が実際に遺族や
JALの職員に取材して回った経緯をもとに
書かれているのでフィクションでありながら半分は
ノンフィクションというどこからどこまでが本当かは、
読者の判断に委ねられるという内容になってます。
遺族は大半が実名で、日本航空の職員に関しては
モデルと定義される人物はいても、名前は劇中の人という扱いに。
金属疲労による後部隔壁の破壊(事故の8年前のしりもち事故が原因)によって
30分も制御を失った際に山に激突した訳で、乗客・乗員は相当の恐怖だっただろうことが
伺えます。これ読むと、しばらく飛行機には乗れなくなっちゃいますね。。。
他にも日航機墜落事故について扱った本は多数ありますが
フィクションもまじえてるものの詳細が分かりつつ、読みやすい本ということで
事故を扱ったものでは定番になってる作品なので、興味のある方は一読あれ
重い本ですが、安全について、身内がもしこうなったら
とかあれこれ思うことはあるはずです。来年には映画化もされるみたいですね。
by kgapk2004
| 2007-06-09 15:00
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