ツ、イ、ラ、ク
2007年 07月 19日
初姫野カオルコ作品。
一応恋愛小説??
主人公とその周りの方たちご一行の
小学校時代から話しは始まり
30代で終了致します。
メインとなるのは中学時代。
この話しのキモは、群像劇であることと
特に女視点で生々しい描写(でもあんま
やらしい感じがしないのが不思議なんですが)
が描かれという点かも。
昼休みにトイレにたまる女子特有のコミュニティを
筆頭に、女子特有の連帯感や残酷さに焦点を当て
描かれてます。これが男視点になると
「グミ・チョコレートパイン」や「キラキラ(安達哲)」なんかになるんだろうな、って感じ。
ただ、作者特有の文体がいま一つ馴染めずに、中学生編以降の展開も
型にはまったような感じを受けたのが残念。最後までみてやはり
この小説ならではだなぁ、って感じたのは序盤(小学生編)のどこかノスタルジックで
でも決定的にリアルな描写に尽きるんじゃないかと思ったり。
部分部分で出てくる作者特有の人生観や比喩には
はっとさせられることがあり、その手の表現が非常にトンガリつつも「上手い」作品です。
ちょっとリアルで文学ちっくな「中学生日記」これが一番しっくりくるかもw。
異色の青春&恋愛小説を求める方にお薦め。
舞台は大阪なんで全編大阪弁となっております。
一応恋愛小説??
主人公とその周りの方たちご一行の
小学校時代から話しは始まり
30代で終了致します。
メインとなるのは中学時代。
この話しのキモは、群像劇であることと
特に女視点で生々しい描写(でもあんま
やらしい感じがしないのが不思議なんですが)
が描かれという点かも。
昼休みにトイレにたまる女子特有のコミュニティを
筆頭に、女子特有の連帯感や残酷さに焦点を当て
描かれてます。これが男視点になると
「グミ・チョコレートパイン」や「キラキラ(安達哲)」なんかになるんだろうな、って感じ。
ただ、作者特有の文体がいま一つ馴染めずに、中学生編以降の展開も
型にはまったような感じを受けたのが残念。最後までみてやはり
この小説ならではだなぁ、って感じたのは序盤(小学生編)のどこかノスタルジックで
でも決定的にリアルな描写に尽きるんじゃないかと思ったり。
部分部分で出てくる作者特有の人生観や比喩には
はっとさせられることがあり、その手の表現が非常にトンガリつつも「上手い」作品です。
ちょっとリアルで文学ちっくな「中学生日記」これが一番しっくりくるかもw。
異色の青春&恋愛小説を求める方にお薦め。
舞台は大阪なんで全編大阪弁となっております。
by kgapk2004
| 2007-07-19 19:22
| ブックレビュー