人気ブログランキング | 話題のタグを見る

06年11月HPリニューアルに伴い、ブログタイトルもリニューアル。


by kgapk2004
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

勇者ヨシヒコと魔王の城

勇者ヨシヒコと魔王の城_c0005235_1853529.jpg
見た目は完全ドラクエ5なのにいきなりWA2ともののけ姫のパロっぽい出だしw
でもそのノリはまさにTRICK、深夜ドラマ特有の
ゆるーい雰囲気のまま低予算コメディやっちゃってます。
でもお釈迦さまとか木造家屋とか時代劇風の東洋テイストで半ば西遊記になっております。
とゆーよりもバラエティ番組内でやる
RPG風コントを25分枠に拡大したかのような感じか。
あとちょっと魔方陣グルグルを思い出したよ。。基本がドラクエパロだしね。

最近、ドラマや実写畑からどんどん疎遠になりつつありますが
それでもおお、と思ってしまうほど毎回ゲストが豪華
しかし、低予算を売りにしてるからほとんどが友情出演らしい。

完全にVシネや自主制作映画のノリで
何割かほとんどアドリブで進んでるんじゃなかろうか。。
それくらいラフなつくりだけど深夜なら開き直って
これくらいやっちゃってもいいじゃん的なノリ。頭空にして見れますw
鈴木先生でちょっと硬くなった頭をほぐすのにちょうどいい感じだったなぁ。。
ニコ生など、素人配信がメジャーになってきたいまの時代だから
登場しえたドラマかも。でもさすがにちょっとラフすぎるなw
最終回だけはちょっとノリがシリアスになっちゃったけど(半分だけ)
どうせならラストまで緩く突き抜けてほしかったなぁ。
しかし山田孝之はおいしい役をもらってくこと、毎回
# by kgapk2004 | 2011-10-30 18:53 | ドラマ・特撮

弾丸ティアドロップ

弾丸ティアドロップ_c0005235_18494364.jpg
某所で絶賛されてたんで。つかこの表紙マジでなんとかならなかったんか。。。
作者特有のヘンな癖があるけど、個人的には
この漫画、題材が色々と反則。うまいもん組み合わせたよなぁ
もしかして遠藤某の弟子筋なのかな??

シュチュエーションは「めぞん」なんだけど
その実、アッパーな「さくらの唄」のようにも思える
主人公が明快に突き抜けると印章もかわるのね。
ミニシアターや深夜ドラマでたまーにありそうなパズルを重ね合わせた感じで
サブカルにまみれた感じがちょっと鼻につくんだけど
疾走感や青春ものオーラ全快のちょっと投げやりでぶっとんだ展開が
極度なサブカル臭さを払拭してんのがいい感じ。
最近アフタはまた面白くなってきましたね。
# by kgapk2004 | 2011-10-30 18:49 | コミックレビュー

鈴木先生

鈴木先生_c0005235_15462347.jpg
とにかくドライな作風であるな、というのが第1話をみた時点での印象
震災以降ピリピリして、些細なことで炎上や謝罪を繰り返してる
いまの日本においては特に白黒はっきりつけたがるし
エンタメ系でも何かとキャラクターの感情に重きを置いて
本筋の展開の盛り上がりのためには少しの矛盾や脇役の活躍も隅っこにおかれがち。
エンタメに徹するならそういう割り切りも大事だけど
あまりにも細かい整合性やリアリティをすっとばし過ぎなんじゃね??
て思いも年々増えてきたとこに久々に考えさせられるテーマをもってきてくれたドラマでした。

白か黒かじゃなくてその中間の落としどころをどうもってくか
そこんところ非常に慎重に運んでるドラマだと思います。
ある種合理的な話の運びは非常に欧米チックかも
人によっちゃ好き嫌いも分かれるでしょう。扱ってるテーマは現代的で実に難しい。
そこを、淡々とした作風でテンポ良く消化してる.緩い笑いも
挟むことで、過剰に重くなりすぎないよう工夫されてますね~。
鈴木先生がかなり思慮深いタイプなのも現代的か。
生徒目線ではあるんだけど、過剰に熱血だったり情に過剰にながされるタイプではない。
1,2話も重いテーマを淡々と扱ってたけど3話でビックリ
以降よりタブーなテーマへ重くなりすぎず果敢に挑んでいき
6話を受けて7話で展開される鈴木講義?はまさに自分が常に思っていることを
そのまんまドラマの筋を使って展開してくれているかのような内容にw
現代は多様性の時代、何が絶対という価値観はなくなっている
そんかわり、皆どこか居心地のいいムラに閉じこもって他の畑の意見や価値観には
耳をかさなくなった、だからいまあえて多様な価値観の中で話し合い
少しでも妥協点を探り出していく必要がある、じつはこれが正しい民主主義
多数決や空気読むはある種それを放り出しているにすぎないのであーるって
CIRCUS冒頭の宮台の話ともほぼ同一となるこの結論に10話つかって
(タブーをものともせず)たどり着いたこのドラマに拍手を送りたいです。
ただ、まぁやっぱりそれは理想論、日本人一人ひとりがそれに気づいて
実行していくまでにまだ20年に近い(もっと?)年月はかかるんじゃなかろうかと思います

ともかく些細なことにピリピリする昨今、もう少し冷静に考えようぜと
諭しているかのようなドラマでした。
ちょっと淡々としすぎているのが好みの分かれ目か。。
# by kgapk2004 | 2011-10-23 15:46 | ドラマ・特撮

ICO

ICO_c0005235_15442893.jpg
日本のゲーム業界が断続的に
新しいゲームをリリースできてた最後の時期が2001年
そして世界に発信できる斬新なゲームを複数発信できていた最後の時期が2005年
ってのが私的な国産ゲーに対する印章でございます。
いまも死んでるわけじゃないんだけど絶対数の話題作(野新作?)の不足と
欧米勢との技術差の開き、セールスの大激減と悪い要素が目立ちすぎなんだよねぇ

その日本のゲーム業界のある種の区切りとなる2001年の年末商戦
その年末商戦の中でも一際インパクトのあったICO
その続編(?)として2005年にリリースされ、あの強豪揃いの2005年近辺でも
独自の存在感を放ったワンダと巨像。とにかく、特別な思い入れがあるのです。
実際今回のHDリマスター再リリースを受け、ファミ通で記事を見たとき
そのグラフィックにあたらめて「おお」と思ってしまったり
技術的には最新のものにもう及ばないんだけどセンスや見せ方が優れていれば
時代を超える、そんな典型がこのシリーズなんじゃないかと。
(画面写真のみならず、ジャケまで含めて「センス」で衝撃を受けたゲームって
初代マザーやトワイライト、MOONやMYSTなど、かなり限定されから)
ワンダ、ICOともにプレイ時間がそう長くないけど密度は濃いというは
社会人ゲーマーにも優しい(美味しい?)存在w

ただやはり今回ICOをレビューに頭に掲げたのは最初に発売されたインパクト以上に
ワンダと比較してゲームとして、よりストレスを感じない作りであるため
(ICOはワンダと欠点を共有してる点はありますが
ワンダは視点の悪さ、繰り返しの単調さ、そのスケールに対しマップでできることの
少なさがどうしても欠点として浮かび上がってしまうので。。。)
それでもグラフィックのセンスやアクション性、次はどんな巨人がでてくるか
(ウルトラシリーズopの○○登場、にも似た)ワクワク感
しがみつき、基本は弱点突き刺しの繰り返しだけど
形も動作も特徴もまったく違う巨人のインパクトを有するワンダの存在感も
今回の再リリースで暖めて確認できました。

ICO、ワンダともにやはり視点の切り替えの悪さやカメラが基本的に固定な(ICO)
あたりに時代を感じる不便さや限界は感じます。
しかし多くは語らないながらも背景に深みを感じさせるグラフィックと
絵本のようにプレイヤーに体感させることに重きをおいたストーリー
ファミコン時代のゲームのようなある種のシンプルさと押し付けがましくなさ
(悪く言えば放り投げ感なんだが)手探りでさがしていけば
そう苦労せず解決法がみつかる絶妙なゲームバランスなどなど
海外受けしそうな雰囲気を漂わせていながら、日本でなければ
生まれなかった叙情的且つ、抽象的な雰囲気やストーリー
国内外のクリエイターに当時あれだけ絶賛されたのも改めて納得。
この路線が洋ゲー受けを狙いつつ実は(ガイジンから見ると)
日本特有のエキゾチックさと繊細さに満ちた、いい意味でのガラパゴスゲームだと思うんだけどねェ。
和ゲー停滞打開のヒントの何割かはこのへんにあると思ってます
# by kgapk2004 | 2011-10-23 15:44 | ゲームレビュー

シュタインズゲート

シュタインズゲート_c0005235_15381195.jpg
元はゲームだったんですね~これ
主人公(オカリン)が厨二、相棒(ダル)ヲタクのテンプレートで笑ったw
ヲタク文化を分かりやすく形にしたキャラクター造形
ちょっとクールなラインのデザイン
そこに日常SFが混ざり、これぞ深夜アニメといった雰囲気。
海外に向けてアキバ文化を交えたアニメの決定版を目指しましたという趣も漂います。
陰謀劇やタイムスリップが絡むと外人の嗜好にモロはまるし。


しかし、おそらく相当数の分岐があったであろう原作を
一本のシナリオとしたアニメに落としこむのはのは相当困難だったはず
原作は設定からして、かの「YU-NO」を思い出しますが
あれが90年代カルチャーだとしたら10年代頭に最新の事象も絡めて
据えなおしたかのようなタイトルだとも言えるのかも。
評価の高かった原作を下敷きにしたためテーマ曲から演出から
原作を受けて絶妙にこなれています。序盤の展開の遅さと
SF用語やネットスラングの頻発、キャラの癖から導入のつかみが
かなり悪いのが難ですが、1クールかけてキャラや設定をゆっくり
見せていった強みが2クール目以降に炸裂
主人公を自覚的な中二にした時点でラストの展開はおいしいものになるのは
必然でしたがwそれでも終盤の展開、久々に熱くさせてくれました。
2クールの半分くらいは典型的なギャルゲ展開になってしまったのは
いいのか、悪いのかって感じですが・・・

こういう雰囲気のアニメがもともと好きってのをさっぴいても
最近みたアニメじゃ一番見ごたえを感じたアニメかもしれません。
実は中二って悪くないんだぜアニメで置き換えてもいいかもねw
# by kgapk2004 | 2011-10-23 15:38 | アニメレビュー